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練習を頑張ってもなかなか試合で結果が出ない理由

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「結果が出ない、下手なのは練習が足りないから。もっとたくさん練習をしないといけない」 
と思っていました。
でも、それは間違っていました。

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いつから

どうして

そう思っていたのかは覚えていませんが


「昔の僕は下手な理由は、ただ単に練習が足りないから。もっともっとたくさん練習しないといけない」

そう思っていました。

学生の頃は
朝から晩まで練習して

朝ご飯を食べながら
毎日イメージトレーニングのため
VHSのビデオテープがボロボロになるまで
好きな選手の試合映像をみる

体がだるい
気が乗らない
そんな時でも無理やり気持ちを奮い立たせて

「こんなんじゃ上手くなれない。ボールを蹴らないと!もっと走り込みをしないと!」
ひたすら練習をする日々。

それは海外でプロになった後も数年間しばらく続けていました。

特に試合で上手く行かなかったときや試合に出れなかったとき

休日返上でひたすら自主練習で自分を追い込み続ける毎日。



プロは試合結果が全て

特に外国人選手である僕には

チームを勝たせなきゃいけないという
会長からの目に見えないプレッシャー

このままじゃクビになるかもしれない
という不安

そんな不安な気持ちやプレッシャーを
練習後も残って誰よりも遅くまで練習することで

「自分は努力しているんだ」

と自己満足して誤魔化していました。

(当時、僕の自主練習が終わるまで
待ってくれていたチームスタッフの
おじさんには感謝しかありません)


結果

オーバーワーク気味になり

試合のときのコンディションは最悪

完全に悪循環でした。


プロになりたての頃、

タイではレジェンドと言われ
現在はタイのサッカー番組などで解説者をやっている当時(約11年前)のタイ人の監督に

「Mikiは練習たくさんして、サッカーをたくさん観てるけど試合でそれをあまり出さないよね」

と言われました。


言われた瞬間

自分が今までやってきたことを全て否定されたような気がして

たまらなくなり、悔しくなりました

ですが

それ以上に心の中では

確信をつかれているのが分かっていたので

結局
「そうだね」としか言えず…

言い返す言葉が見つかりませんでした


それからしばらくして

イメージの仕方が大切だ

と言うことを教わりました。

「イメージなら尊敬する選手の試合を観て毎日してるよ」と思っていましたが

実際にはそれでは不十分で

『イメージに感情を乗せて、より「リアル」にする』ことが重要

とのこと

どのくらい緊張しているのか

スタジアムの雰囲気はどんなか

ゴールを決めた後の歓声
など

より「リアルな状態」をイメージすることで


いわゆる

「潜在意識」に働きかける

というものでした。


正直なんかの宗教かなと思って

当時の僕はそれを受け入れるのに時間がかかりました。




実はある心理学者が行った実験があるのですが

バスケットのシュート成功率の実験でこんなものがあります。

①バスケットボールのフリースローを20日間、毎日練習させるグループ
②1日目と、20日目だけ練習させるグループ
③1日目と、20日目だけ練習させ、その間の日は毎日20分イメージトレーニングをさせるグループ


結果は、

①のグループはフリースローの成功率が24%上がった
②のグループは全く上達しなかった
③のグループはフリースローの成功率が23%上がった


なんと、

実際にフリースローを練習した①のグループと、イメージトレーニングをした③のグループの結果にはほとんど差がない

ということがわかったのです。

そして

その心理学者はこう付け加えます。

「イメージトレーニングの効果を最大限に発揮できるのは、実際に見て感じるようにイメージしたときだ」と。


当時の僕はひたすら練習をし

好きな選手の映像を観るだけでしたが


これを知って実践するようにしてから

結果が少しずつ変わっていきました。


練習を頑張っているのに
なかなか試合で結果が出ない人

当時の僕のように
試合に出れなくて悔しい思いをしている人


この方法を是非試してみてください。


今日も最後まで
見ていただきありがとうございました。



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