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マドンナを観ると元気になる。

マドンナを観ると元気になる。

賛否両論あると思うけど、私はマドンナが好きだ。
ここ最近の曲はあまり知らないけど、少し疲れた時、
思い出したように彼女の曲を聴いたり、映像を観たりする。

洋楽のことはあまりわからず、あまり聴いて来なかったけど、
マドンナは10代の頃から聴いている。
コンサートにも行ったことがある。
1993年12月。東京ドーム。

大阪の大学に入った年、彼女を観に東京まで行った。
チケットはマドンナ好きの友人がまとめて取ってくれた。
平日だったのでみんな大学を休んだ。
ほんの小さな冒険。
その年の9月から製薬会社でアルバイトを始め、
夜から朝にかけてたくさん働いていたので資金があった。
東京は小学校6年生のときの、自転車競技の全国大会以来だった。

チケットは東京に住む高校時代の親友の分もお願いしていた。
早稲田大に通う彼の部屋に泊り、当時まだ関西にはなかったドトールに行って衝撃を受けた。高田馬場だったと思う。喫茶店しかなかった時代。
ふたりで煙草を吸いながらコーヒーを飲んだ。

東京ドームでのマドンナは圧巻だった。
「The girlie show TOUR」
とても妖艶だった。
「VOGUE」を生で観られて嬉しかった。
親友の彼とは連座だったけど、大阪の仲間達とは離れた席で、会場で会うこともなかった。大阪組は全て女性だった。

コンサートを観に行った翌日、親友とクリスマスプレゼントを買いに行った。新宿の京王百貨店。
彼は香水を、私は財布を買った。
プレゼントを渡すべき彼女もマドンナを観に来ていた。
クリスマスプレゼントを渡したのも貰ったのも、生まれて初めてのことだった。


その後、マドンナを観に行ったことはないけど、アルバムを数枚買った。
近年はそのストイックな姿勢をカッコよく思う。
筋肉質の美しい身体に、キレのある動き。
年齢を超越している。刺激をもらっている。

私が過去撮影したアーティストで、マドンナと個人的に交流があるという男性がいた。彼から聴く話は夢物語のようで現実離れしていたが、その後の活躍を観ていたらそれは紛れもなく真実で、そんな個人的な話を聴かせてくれたことに感謝している。世界は不思議で夢がある場所だと教えてくれた。

あの日、あの夜、マドンナを観た彼女たちはどんな人生を送っているだろうか。連絡すればすぐにわかることだけど、最近のことはわからない。
あの夜にマドンナと、彼女たちと同じ時間を共有したことは、
多分一生忘れないだろう。

「The girlie show 」
彼女のヤンチャな精神は今でも健在、
もしくは加速していますね。





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