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オランダは、オカシカナイ

六本木のヒルズで、
スキージャンプ「ノーマルヒル」を観ていたら、
ゴリラズの「オン・メランコリー・ヒル」をBGMに、
「ノッティンガムヒルの恋人」を思い出す、
頭の中は「フール・オン・ザ・ヒル」です。

ヒル呑みしたから。

スキージャンプの
「ノーマルヒル」で金メダルを取った小林選手に、
「同じ岩手県人として誇りに思う」系コメントを聞くと、

わからなくは無いけれど、
頭の中で小林選手と一緒に飛んだ飛行距離が、
若干、目減りする気はする。

同じアジア人、としての誇りは?
同じ地球人、としては?など、

いらぬ減点をしたくなるけれど、
人の感想は、自由にジャンプして良いし、
一旦、飛び立ったら、
空中で姿勢を変えるのは難しい。





ノーマルヒルが、普通の丘なら、
ラージヒルは、大きな丘で、
丘しか無いのは、オランダ王国。

オランダは、
山がない平坦な国土。

でも、運河がたくさんあって、
冬には凍るので、
天然のスケートコースが街中に。

なので、子供の頃から、
みんなスケートをするらしい。

オランダがスキーより、
スケート王国になるのも、

オ カ シ カ 無い。

スケートの3000や5000の長距離は、
スーーー、スーーーーッと、
いかにもスケートらしく滑っていくのを、
何周も見ることが出来る。


ジャンプやフィギュアの、
「着地が決まるかどうか」
ドキドキするのとは違う面白さがある。


ジャンプ、フィギア系の、
垂直移動、
着地時のカラダを止める、
彫刻的、滝のような、
アナログ3Dな美。


スピードスケート系の、
水平移動、
ラップ時の時間を止める、
グラフィックで、湖のような、
デジタル2Dな美。


日本では、
歌舞伎的な3Dな熱狂がメジャーで、

オランダでは、
ラップタイムの2Dなデジタル熱狂がメジャーとか。



ふと、
オランダやベルギーの、平坦、水平な世界から、
新しい絵画技法が育まれた背景と、
リンクするのでは?と、妄想が滑り出す。

世界の見方、感じ方は、一つではなく、
垂直系と水平系は、何か違うのでは?



さて、
あなたは、どちらがお好き?

わたしは、
虎ノ門ヒルズ横、
愛宕山ヒルのチーズが好き。

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