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いわきFC、レベチ?怖いのは慢心!

 J3第29節、対アスルクラロ沼津をDaznで観戦した。DaznでのJ3リーグの放送は、アナウンサーが実況と解説を一人で行う。今回のアナウンサーは、判官びいきのせいか、若干沼津寄りであった。気になるほどではなかったが、いわきの完成度からするとしかたがないところか。前節、前前節では、讃岐、鳥取がそれぞれゴールを挙げ、抵抗したが、沼津はほぼノーチャンスであった。
 レベルが違うなどと言うと、顰蹙を買いそうだが、寄せを始めプレイスピードの速さには明らかな違いがあった。それに体格差もあったようだ。古川の2点目、遠藤の4点目は、いずれもヘディングゴールであった。沼津で目立ったのは、背番号14の徳永選手とGKの武者選手。前者のトリッキーなプレイは見ていて楽しい。4点取られたが、武者選手は、落ち着いていて頼もしく見えた。4点ともいわきのファインゴールだったのだ。そのうち2点は、有田選手で、これで合計14点となり、リーグトップに並んだ。本当にシュートがうまい。もちろん有田選手がこの試合のヒーローであったが、1点目は、岩渕選手のドリブル突破・シュートのこぼれ球を押し込んだものだし、2点目も岩渕選手のスルーパスからのゴールなので、影のヒーローは岩渕選手ということになる。
 ところで、サッカーのレベルで言えば、沼津のある静岡県の方が、いわきのある福島県より上だろう。ただ、いわきFCのおかげもあって、いわきのサッカーレベルも向上中である。筆者の所属するいわきシニアFC(全く違う団体で、こちらの方が古い)は、今年、オーバー40が東北大会で優勝し、12月には、静岡県藤枝市で開催される全国大会に出場する。活躍を期待して、いわきの名前をシニアレベルでも知らしめてほしい。
 筆者の妄想は、それだけでは終わらない。来年は、いわきグリーンフィールドでJ2の21試合が行われることになろう。シーズンチケットを購入するつもりだ。妄想は、J2で闘うことの経済効果についても及んでいく。3年以内に、新しいスタジアムの予定地を決定し、5年以内に着工しなければならない(J2ライセンスの特別規則)。新しいスタジアムは、50から100億円かかるとも聞く。誰が、どこになど、筆者の知るところではないが、地元の有力企業である常磐興産(スパリゾートハワイアンズを経営)が一肌脱がざるを得ないのではないか。常磐興産株は、安い今子を買い時かも知れない。
 という具合にわが妄想は、とどまるところがない。そこで、はっとして目が覚めた。慢心は禁物である。まだJ3優勝を決めたわけではない。後5試合ある。その中には、今節3位に転落した鹿児島戦もある。それこそ、死に物狂いの覚悟で来るだろう。「奢れるものは久しからず」である。一戦一戦、油断なく戦わなくてはならない。イエローカードがリーグで一番少ないいわきが今節2枚ももらってしまった(宮本と変動)。嵯峨に続いて遠藤も3枚目でリーチ(もう一枚で次の試合、出場停止)である、終盤戦は、いかに平常心を保てるかが大切。サポーターともども地道な準備をしていこう!
 


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