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[SDGs] su-re.coffeeが貢献するゴール7から12


先週書いた私たちのコーヒービジネスがSDGsにどれぐらい貢献しているかの続きです。前回は、途上国の問題とされているゴールの1から6番までの話でした。今回は先進国の問題と言われている7から12番のゴールの話です。ちょっと話がそれますが、1番から6番までが途上国の問題とされているのはSDGsの前身であったMDGsの問題を引き継いでいるからです。SDGsにアップグレードされたときに、途上国だけではなく先進国も含めた目標にしたために、先進国で問題になっている7番から12番までが入りました。しかし、SDGsのゴールが小さい番号から大きな番号に、このように階段を上るように解決していくべきかと言ったら、そうではないと思います。SDGsのウェディングケーキの概念から見れば、12番よりさらに大きな数字のゴールを基礎として同時に解決していかなければならないこともわかります。本題に戻って、私たちのコーヒーがSDGsのゴールの7から12番までどのように解決しているかをお見せしましょう。

Goal 7 : エネルギーをみんなにそしてクリーンに

- The Climate Field Schoolはsu-re.coのバイオガスダイジェスターのような、低価格かつクリーンなエネルギーについての講義を農家さんに実施します。CSAの一環として、実際に彼らの農業活動にこの改善策を組み込みます。この活動を通し、低価格で信頼のおける持続可能なエネルギーを全ての人にもたらします。
- 旧来のバイオガスダイジェスターでは、導入と指導コストを含めおよそ1,000 USDもの費用がかかります。su-re.coのバイオガスダイジェスターは最新式で持ち運び可能な作りになっており、助成金無しの導入と指導コスト込みの値段で300 USDです。結果、低価格で信頼のおける持続可能なクリーンエネルギーを提供することができます。

Goal 8 : 働きがいも、経済成長も

- 慣例的に、農家さんはコーヒーの総小売価格のうち、その3%分の利益しかもらえません。一方、su-re.coはコーヒーの総小売価格の30%分を彼らに還元することを約束し(生豆やバイオガス、the Climate Filed Schoolの価格)、The Climate Field Schoolへの参加も可能にします。The Climate Field Schoolに参加することで、農作物やコーヒーそしてチョコレートの生産性を向上し、働きがいのある持続可能で包括的な雇用を創出します。
- 世界銀行の統計では、46%のインドネシア人が1日2ドル以下で暮らす生活を強いられています。それは、インドネシアの朝のコーヒー1杯の平均価格と同等です。彼らにとって、食べ物や燃料の価格変動は深刻な問題となります。su-re.coのバイオガスダイジェスターは、経済成長の基盤となる低価格で信頼のおける持続可能なクリーンエネルギーを生み出します。(既存のビジネスを成長させ、新たなビジネスを呼び込みます)結果、経済成長を後押しし長期的な雇用体系を確立します。

Goal 9 : 産業と技術革新の基盤をつくろう

- The Climate Field Schoolはコーヒーとチョコレートの生産性を向上させるため、持続可能な農業運営に関する講義を提供します。この基礎教育が包括的で持続可能な産業を創出するだけでなく、強靭なインフラ整備と技術革新を可能にする気候変動対策の一翼も担います。su-re.coffeeとsu-re.cocoaの売り上げは、農家とsu-re.coそして小売店の人々の間でのサーキュラー・エコノミーを創り、さらなるインフラを構築します。
- su-re.coのバイオガスダイジェスターは、クリーンエネルギーと持続可能な肥料を形成することで、温暖化を防ぐインフラ整備作りに貢献します。強靭なインフラを創り、包括的で持続可能な産業と技術革新を後押しします。

Goal 10 : 人や国の不平等をなくそう

- プログラムを全国展開するという目的のもと、6つのClimate Filed Schoolが気象気候地球物理庁(BMKG)との協同で2018に開催されました。地理的要因から発生する不平等を削減するために、The Climate Filed Schoolは可能な限り多くのインドネシアの労働者にリーチします。教育機会を増大させることで、農家さんの間で生まれる気候変動に関する知識格差をなくします。
- 3,000万のインドネシア人は電気への十分なアクセスがないと国連開発計画は推定しています。この数字は、10人の1人のインドネシア人が信頼のおける電力にアクセスできないことを意味します。再生可能エネルギーは電化率を高めるためのひとつの解決策となります。su-re.coのバイオガスダイジェスターは、電気への信頼性の高いアクセスを持ちえない人々にクリーンエネルギーを提供します。結果としてエネルギーへのアクセスを全ての人に供給し、不平等をなくします。

Goal 11 : 住み続けられるまちづくりを

- The Climate Field Schoolは気候変動に対する、人々や生態系そして経済の弾力性を高めるため、su-re.coffeeとsu-re.cocoaの販売を通じて農家さんと共同でプロジェクトを実施します。この取り組みは農村コミュニティーの持続可能性、安全性、強靭さ、さらには包括性を確立します。
- su-re.coのバイオガスダイジェスターは有機肥料を作ります。農家さんが日々の調理やコーヒー豆を炒る時にクリーンエネルギーを利用できるようにし、また簡単に有機農業に取り組めるよう促します。結果、強靭性と持続可能性を兼ね備えたコミュニティー作りを可能にします。

Goal 12 : つくる責任、使う責任

- The Climate Field Schoolは持続可能性の促進、食糧安全保障の強化、そして気候変動への対策に取り組む農業運営を確立するため、CSAに関する講義を農家さんに提供します。この取り組みは、つくる責任と使う責任のゴールを達成するために、持続可能な製造と消費の循環をより強固にします。
- su-re.coのバイオガスダイジェスターは有機肥料を提供することで、資源の無駄をなくしかつ効率的な資源利用を達成する、サーキュラー・エコノミーを促進します。持続可能で責任感のある製造と消費の循環を生み出します。

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