マガジンのカバー画像

サザンロック/スワンプ系のアルバム紹介

116
オールマン・ブラザーズ・バンド、レーナード・スキナードの定番から、マーシャル・タッカー・バンド、ウェット・ウィリーなどのベテラン勢、スティルウォーター、ウィンター・ブラザーズ・バ…
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

ファースト&ラスト/レーナード・スキナード (‘78)

ファースト&ラスト/レーナード・スキナード (‘78)

Skynyrd’s First and… Last / Lynyrd Skynyrd (‘78)
本作は、‘77年10月20日の飛行機事故により、最悪の結末を迎えたレーナード・スキナードの初期音源集である。この事故により、活動停止を余儀なくされたが、バンドは‘87年にトリビュートツアーをおこない、それがきっかけとなって活動再開へとつながった。活動再開については、嬉しいニュースではあったが、再結成後

もっとみる
略奪者/ブラックフット (‘81)

略奪者/ブラックフット (‘81)

Marauder / Blackfoot (‘81)
本作は、サザンロックのバンドの中でも、かなりハードロックに寄ったバンドである、ブラックフットのアトコ移籍後の3作目のアルバムである。アトコに移籍後は、「真紅の砦/Strikes (‘79)」「野生の牙/Tomcattin’ (‘80)」そして本作と、この時期が一番勢いのあった時期ではないだろうか。

「真紅の牙」では、レーナード・スキナードの「

もっとみる
海猫/シー・レヴェル (‘77)

海猫/シー・レヴェル (‘77)

Cats on the Coast / Sea Level (‘77)
‘70年代半ばにオールマンズが分裂した際に、チャック・リーヴェル、ジェイモー、ラマー・ウィリアムズのオールマン勢と、ギタリストのジミー・ノールズが4人編成のグループとして、キャプリコーン・レコードからデビューした。オールマンズの演奏で常に見え隠れしていたジャズの要素を前面に出したサウンドで、フュージョン色は濃いが、オールマンズ

もっとみる
ホームタウン・ボーイ/エルヴィン・ビショップ (‘76)

ホームタウン・ボーイ/エルヴィン・ビショップ (‘76)

Hometown Boy Makes Good! / Elvin Bishop (‘76)
個人的に大好きなエルヴィン・ビショップのキャプリコーン・レコードでの4枚目のアルバムを紹介させていただこうかと。彼をご存知ではない方のために、ざっくり説明させていただくと、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドにおいて、マイク・ブルームフィールドと共にギタリストとして在籍し、マイクの脱退後もバンドに残る

もっとみる
ボランティアー・ジャム1:1974/チャーリー・ダニエルズ・バンド (‘22)

ボランティアー・ジャム1:1974/チャーリー・ダニエルズ・バンド (‘22)

Volunteer Jam 1: 1974 / Charlie Daniels Band (‘22)
実は去年(‘22年)にリリースされた、’74年に開催された、ボランティアー・ジャムの1回目の音源である。今更ながらの発売であるが、ファンには嬉しいリリースである。

今やサブスクでも聴けるので、何度も購入を躊躇したが、ファンなら購入すべきと思い、ついに購入した。初期チャーリー・ダニエルズ・バンドか

もっとみる
サザンロック関係の雑誌

サザンロック関係の雑誌

以前、お話しさせていただいた、レコード・コレクターズ誌のサザンロック特集に、たくさんの「スキ」やコメントをいただき、ありがとうございました。

クローゼットを整理していたら、ダンボール1箱分の音楽関係の雑誌が発掘され、思わず手に取って、読み耽っている状況である。

‘00年前後のレコード・コレクターズ誌、オールマンズのオフィシャル機関誌、グレイトフル・デッドやジャムバンド関連の機関誌、’80年代の

もっとみる