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リアル×ミライ:「豊かに生きることをリデザインする」アルプス福祉会 村松さん・片桐さんの取り組み
こんにちは。変革実践プログラムのリード・コーチの渋谷です(渋谷 健のプロフィールはこちらから)。今回はリアル×ミライとして社会課題解決の実践者のご紹介です。
リアル×ミライはソシャティと展開するリアルな社会課題解決に向けたアクション。今回は1987年から障害を持たれた方々を支援し、障害者福祉施設などを運営している社会福祉法人 アルプス福祉会の村松さん・片桐さんの取り組みをご紹介いたします。
すべての人が豊かに生きる権利がある
障害の有無に関係なくすべての人には豊かに生きる権利があります。アルプス福祉会はまさに、すべての人が尊重されて豊かに働き暮らせる社会を目指し、社会の生きにくさに向き合い障害に寄り添ってきました。現在は「共幸(ともさち:共に幸せになる)」をキーワードに福祉作業所の運営や生活支援事業、相談事業など障害者支援の活動を広く松本で展開されています。
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障害は不幸の条件ではない
そもそも障害は社会がつくってしまった不自由さであり、社会のみんなで解決すべき問題です。逆を言えば障害と不幸に直接的な因果関係はなく、障害を理解しない社会が不幸を創り出してるにすぎません。つまり社会の理解と適切な配慮があれば障害など関係なく、だれでも豊かに幸せになることができる。アルプス福祉会の「共幸」の言葉にはそんな強い思いが込められています。
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向き合うべきことは”弱さ”を見せられない社会
これまでは競争型資本主義で社会が発展してきました。一方で一億総中流の意識が日本では強く、”普通”で”みんなと同じ”ことが重視されてきました。結果としてそれは”弱さ”を否定し、違いを認めず、”弱いものがさらに弱いものをたたく”構造をつくってきました。この構造的な問題に対し、ひとり一人に”ひと”として対等に向き合うことで解決を図ってきたことに、アルプス福祉会のユニークさがあります。
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”弱さ”は結び目であり、それは”強さになる
すべての人に”弱さ”があります。「助けて」という心の声を持っています。アルプス福祉会は「助けて」という声にならない声に向き合い、代弁者として社会からの理解を得て、共感のネットワークを築いてきました。その結果、福祉という社会基盤の一端を担うまでに発展しました。つまり”弱さ”を認め、それを発信することは”強さ”につながるのです。
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『変えてはいけないもの』のために自らを変える
現代社会は非常に複雑であり、とくに昨今はデジタルの潮流や新型コロナウィルスの影響もあり、本当に先が読めない社会になっています。考え方も多様化する中で”変えてはいけないものを変えないために、いかに自らを変えていくか”。アルプス福祉会はまさに今その問題に向き合っています。自らの”弱さ”と向き合いながら、この時代にあった”豊かな生き方”のリデザイン。変革実践プログラムとしてもより多様な視点を巻き込みながら、その可能性を一緒に描いていきたいと思います。
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