見出し画像

BTB2開催レポート:第10回 プログラムレビュー

こんにちは。Beyond The Border2.0(以下、BTB2.0)のメイン・コーチの渋谷です(渋谷 健のプロフィールはこちらから)。BTB2.0はイノベーション課題・DX課題に取り組む、戦略デザインのためのコーチング・プログラム です。今回は2022年3月2日にオンライン開催した第10回プログラムレビューのセッション・レポートです。今回で今期のBTB2.0は最終回となります!

「次、どうするのか? 」を探究する

第10回のテーマはプログラムレビュー。これまで取り組んできた一連の戦略デザインの活動は成果物を創れば終わりではありません。その過程を振り返り、得られたものを整理して、戦略を実行に移すことはもちろんのこと、その学びを組織に還元してこそ意味があります。だからこそ今回は「次、どうするのか?」を探究する場としました。今回も事前に以下のイーラーニング等を受講し、参加者同士の対話を通じた整理を深めていきました。

<事前課題>
・イーラーニング「戦略デザインのための発展的検証」(約58分)
・イーラーニング「戦略デザインのための経験学習(まとめ)」(約18分)
・提出課題「未来への提言」(戦略デザインの取り組みを振り返り、未来への提言をまとめ、その結果をまとめたプレゼン動画を提出)

次につなげる

今回のイーラーニングや課題は成果を整理するという側面はもちろんありますが、それ以上に次につなげることとに焦点を当てています。そしてセッションは次へのアクションの具体化し、自分の中で”腹落ち”させて、改めてコミットするための時間となりました。戦略デザインはつくったら終わりではなく、それでようやく実践が”始まる”わけですから。

(参加者のレビュー結果のテキストマイニング)

学びを整理する

何かに取り組んだプロセスは最終的な成果だけでなく、その過程にも意味があります。もちろん最終的な成果で次が決まるわけですが、その価値をより高めていくためには”自分たちが何を学んだか”を理解しておくことが重要です。プラスの成果が出たのであれば次への加速になりますし、そうでないとしても”転んでもただは起きない”状態を創ることができます。ちなみに参加者の皆さんは学びを得たことで能動的・主体的に戦略に取り組めるようになったことがテキストマイニングから伺えました。

※傾向として能動的で主体的で記であるほど「○○に取り組む」「〇〇を進める」など言葉に動詞が増えてきます。一方で受動的であるほどに「事業は○○」「○○は難しい」といった名詞や形容詞が増えます。テキストマイニングではその傾向を本プログラムの開始時と終了時で見て取れました。

(参加者の意識状態の変化をテキストマイニングで分析 赤:動詞・青:名詞・緑:形容詞)

それぞれのスタートライン

今回で今期のBTB2.0はすべてのプログラムが終了となりました。全部で10本のイーラーニングと課題、10回のセッション。それぞれの現場でのチャレンジ。その結果として戦略デザインができ、次へのアクションがあり、学びや気づきを得ることができました。が、まだ何かを生み出したわけではありません。つまりここが本当のスタートライン。プログラムとしては一区切りですが、それぞれの事業として実践し、社会に価値を生み出していくためにこれからもナゴヤイノベーターズガレージの場を通じて、参加者の皆さんをサポートしていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?