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BTB2開催レポート:第6回 関係者フィードバック

こんにちは。Beyond The Border2.0(以下、BTB2.0)のメイン・コーチの渋谷です(渋谷 健のプロフィールはこちらから)。BTB2.0はイノベーション課題・DX課題に取り組む、戦略デザインのためのコーチング・プログラム です。今回は2022年1月12日にオンライン開催した第6回関係者フィードバックのセッション・レポートです

「いかに価値を創り出すのか? 」を探究する

第6回のテーマは関係者フィードバック。リサーチから仮説シナリオを整理し、課題を棚卸してまとめたアプローチ・モデル(戦略方針、ビジネス・モデル)に対して、より実践的な立ち位置からフィードバックをもらってさらに精査していきます。戦略としての核を”叩いて磨く”段階です。今回も事前に以下のイーラーニング等を受講し、参加者同士の対話を通じた整理を深めていきました。

<事前課題>
・イーラーニング「戦略デザインのための集合知形成」(約54分)
・提出課題「アプローチ・モデル」(ここまでの検討結果から戦略方針とビジネスモデルに整理し、フィードバックをもらった結果をまとめて、プレゼン動画を提出)

戦略の焦点をより明確に

今回のイーラーニングに課題、そして対話を通じて参加者それぞれの戦略の焦点がより明確になってきました。同時に課題もさらに深掘りされ、必要なアクションも具体化され始めています。そして「いかに実践するか」という意識がより強くなってきています。戦略を描くことではなく、現実的に価値を創り出すことに議論の重点は移っています。

(参加者の課題棚卸を踏まえたレビュー結果のテキストマイニング)

実現可能性を検証する

セッション後半は整理したアプローチ・モデルを前提に、実現可能性を顧客や市場の視点で検証していきました。STP(市場領域と対象顧客と自分たちの立ち位置の整理)に6R*を加えて検証し、カスタマージャーニー・マップに落とし込んでいきます。といっても時間は限られているため、その考え方を共有してチームごとに対話を繰り返し、実際の整理は次回までに各チームで対応してきてもらいます。

*6R とは
以下の6つの観点から事業としての妥当性を検証する
・価値提供範囲の規模感(Realistic Scale)
・提供対象の関心度合い(Rank)
・提供対象への到達可能性(Reach)
・提供対象の反応の見える化(Response)
・価値提供の発達可能性(Rate of growth)
・利害関係者の複雑性(Rival)

提供価値評価で事業性を見る

今回は戦略を具体化し、顧客や市場の視点で精査を進めていくための場でした。ここまでのリサーチから戦略を整理してきたことをいよいよ具体化してきた段階です。しかしながら具体化すればするほど”見えていない”ことは増えるもの。次回第7回に向けては、そうした”無知の知”に気づき、経験学習を深めながら実現可能性検証の精度を高めていきます。


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