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リアル×ミライ:かやふさえみさんと描く、”地域のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)戦略”

こんにちは。変革実践プログラムのリード・コーチの渋谷です(渋谷 健のプロフィールはこちらから)。

リアル×ミライソシャティと展開するリアルな社会課題解決に向けたアクション。その一つとして今回は社会課題解決のために必要なアクションを多様な視点から考え、目指すべき未来像=ビジョンを一緒に描きます。今回はゲストに一般社団法人 笑顔の花の代表 かやふさえみ さんを迎え、”病院と家庭のつなぎ方”をテーマに対話し、”地域のダイバーシティ&インクルージョン(D&I)戦略”としての実現可能性を描きました。

かやふさえみさんのご紹介

かやふささんは「子どもの元気のために、お母さんを元気にしたい」という想いから一般社団法人 笑顔の花を立ち上げ、患者家族滞在施設「マザーハウスの運営や小児医療に関する学びの場づくりを行っています。やふささんの取り組み詳細はこちらから。

前提としてのウェルビーング

今回のテーマを考えるにあたってはウェルビーング、すなわち”元気であること”とはどういうことかを理解しておくことが重要です。関連するトレンドや用語解説、社会課題解決の事例をイーラニング形式でまとめています。詳細はこちらから。

当事者は声をあげらない、という現実

社会には病気とともに生きる子どもたちがいます。それを支える家族がいます。その家族は子どもたちのケアのために仕事ができず、経済的に苦しい状態に陥りやすくなっています。しかしながら当事者である家族は日々に追われ声を上げることができず、課題が埋没してしまっている現実があります。

見えない現実、起きてくる孤立

病気と生きる家族の当事者が声を上げられないのであれば、地域社会など周囲で支えることが必要になります。しかし現実は十分ではなく、周囲が自分事の課題として捉える以前に、その現実を知る・触れる機会が足りていないのが実情です。結果的に病気と生きる家族を社会から孤立させてしまっています。

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代弁するスモールコミュニティ&メディア

参加者も交えた対話から見えてきたことは、多様な子どもたちは地域の課題を映す鏡であり、親は子どもたちの代弁者であるということ。そして親同士はSNSで小さなコミュニティとメディアを作っていること。そこにローカルメディアが組み合わされば、社会に対する発信が可能になるということです。

きれいごとじゃない、地域にとって現実的な意義

企業にとって子どもたちは将来の、その親は現在の顧客であり仲間になり得ます。企業として病気と生きる家族を支援することは事業成長につながるのです。そして行政の視点からすれば経済政策になります。つまり病気と生きる家族の支援は、地域経済の発達という観点からも現実的に必要な施策なのです。

地域のD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)戦略として

病気と生きる家族への支援のモデルは、外国人や障がい者など社会的なマイノリティの社会参画を促すモデルとしても応用が期待できます。多様性を活かした地域社会を実現する、地域のD&I戦略として取り組むべき施策かもしれません。変革実践プログラムでもこの観点、探求していきたいと思います。

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