こだわりは重要?

仕事へのこだわりは重要です。
っていう結論(オチ)ではお話にならないので、もう少しだけお付き合いを。
大変ありがたいことに、昔気質(かたぎ)の建設業系の棟梁や、職人さん、有機栽培の農家の方、そしてIT会社の社長さん、と、まあいろいろな方と話す機会があったります。

お会いして、お仕事のお話を聞いていると、ふんふん、なるほど、へーそういうことなんですね、って結構な興味深々に話をきかせていただいたりと、とても勉強させていただいております。
たとえば、過去の武勇伝(もちろん喧嘩とかでなく仕事のね)から、仕事への熱い思い、事業の成長、従業員に対する成長の願い、仕事の仲間、お世話になっている下請けさん話、などなど、話を思い出すと、いろいろあってとまりません。

そんなたくさんのお話の中で、ちょっと気になることばがあります。それが

こだわり

です。みなさんはどんなものをイメージされますか?
自分のやり方を突き通す、ヒトの言うことを聞かない、意地を張る、筋を通す、やり方を変えない、などなど、そんなところではないでしょうか。
もちろん、それらは全部がこだわりの一部で、当たっているといえます。

ただ、わたしの考える仕事への”こだわりを持つ人”は、実はちがっていて、意外にもヒトの話を積極的に聞いているようです。またなんと聞くだけでなく、変更もしてくれます。

あれ、なんかこだわりのイメージと違いますよね。なぜ何でしょうか?、それは、

よい仕事をしたい、お客様のために!

という理由からなんです。もうちょっと補足すると、お客様がほしいもの、のぞむものを実現するまで、仕事に取り組みつづけるってことなんです。例えば、クライアントであるお客様をのぞむものを理解するまで、何度もうちわせをして構想をねります。構想のイメージができると、次はよいものをつくるための材料や専門業者の方を探し、その商品・サービスをうみだす工程では単に作るだけでなく、やり方も見直し、微調整をしたりもします。もちろんそのこだわりは、お客様の予算もしっかりとらえたうえで進めることも決して忘れません。優れた社長や職人さんたちはおカネも見据え、お客様の予算内でよりよいものを生み出すことにもこだわっているのです。ものやサービスだけが優れているならお金・時間をかければ実現可能ですが、納期にも目をむけているのです。

”仕事へのこだわり”とは、そのすべてがお客様の希望を実現するところから生まれます。そしてお客様の思いを実現することに対して素直な気持ちをもって仕事に臨んでいる方が、できると評価されている、社長、職人さん、農家の方であり、そのみなさんに共通した強みなんですよね。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?