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漕日#0|自分の言葉を手に入れる

 noteを更新するのはすごく久しぶりだなぁ。というのも、カヤックに乗って旅に出たのですよ。半月ほど。プエルト・シスネスという港町から、バイア・エクスプロラドレス(探検者の湾という意味)まで。距離にすると250km以上は漕いだかと。あくまで距離が重要ではなく、自然の中でモゾモゾ行動するというのが旅の趣旨だったんですが。

 タイトルにある「自分の言葉」ってのは、なかなか手に入らないもので、特にnoteなんか読んでいると、じんわり心に響くものだったり、いろんな人の共感を集めそうな示唆に富んだコンテンツが山盛りでたいへん参考になるんですが、あくまで参考にしかならないんですよね。「いい事書くな〜」とか「分かるな〜」なんて感じても、実際に自分の実生活は何も変わらず、また昨日と同じ毎日が見えてくることはままあります。そういった記事はそれはそれで価値があると思うわけですが、ぼくはできれば「自分の言葉」を手に入れたいのです。それが血肉になると思うから。そのためには、実践が必要というのがぼくなりの考え方です。

 今回の実践で手に入れたかったのは「自然」という言葉の定義。定義というと堅苦しいですが、つまるところ自分の言葉で言うなら自然って〇〇ということ。何でそんなことするかっていえば、それがぼくにとって必要であるからにほかなりません。結構切実に、自然にまつわる自分の言葉や理解を獲得していくことは、ぼくの人生にとって大事なことです。

 こんなことしてもまったくなんの儲けにもなりゃしません。他所から見れば、所詮はお遊びです(自分的にも遊び要素は満載です)。学問に励むような立派なことでもなく、自分に対する投資にすらなっていのるか疑問ではありますが、そんな風に損得で市場的に自分を見つめることを一旦忘れれば、この旅でぼくはそれなりに刷新されたと感じています。

 これからしばらくは、旅の日記に少し手を加えた記事を「漕日(そうじつ)」というマガジンでお届けしつつ、noteを更新していこうかと思います。誰かに言葉を届けたいと言うような殊勝な目的はなく、エンタメとして少しは楽しんでいただけるかなと思いまして。写真もそれなりに撮りました。無料ですよ、無料。ぼくのnoteを見てくださってる数少ない方々はラッキーですよ(ハードル上げすぎたか)。タイトルは、単に「カヤックを漕いだ日」という意味であります。

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