主役を間違えない
対人支援の仕事をしていると、
本人
家族(保護者)
他の関係者
支援者
こういう類の人と関わることになる。
最近、ボク自身は「支援者」または「保護者」といった立場で他機関とお会いする機会が多くあるのだが、会議の場だったり、事業の説明を聞いたりするときに、「ボクに向かって話す」関係者が多くいる。
ボクの場合、一緒にいるのは「未成年」であることがほとんどなのだが、主役はあくまでも本人だということが忘れられがちだなぁとつくづく思う。
例えば、児童福祉法のサービス利用が終わり、18歳以降のサービスを探している人の場合
本人一人で事業所を探すことはあまりないと思う。
家族なり、ボクのような日頃関わる時間の長い支援者なりが同行して、見学をすることが多いと思うのだが、あくまでも通うのは本人である。
ところが、事業所選びをしている中で、ケースによっては「事業所探しの決定権」を本人ではなく家族や支援者が持ってしまっているように見えることもある。
そうすると、「営業」をしたい事業所は本人ではなく、付き添いの人に向かって事業の説明をしがち。そういうケースは付き添いの人も前に出がち。結果、本人は「ただいるだけ」になってしまう。通うのは本人なのに。
ボクはこういうケースであっても、本人に向かって説明をしようとしてくれる人を同じ支援者としてまず信頼する条件にしている。
少し話は変わるけど、ちょうど今朝、twitterで、
こんな話を見かけた。もう本当にこの一言に尽きる。
支援が必要じゃなくなる状態が一番健全。自分がいないと生きていけないなんて不健全。そのことが腑に落ちない人も多くいるのだが。
支援に酔うことのないようにしたいよね。大事なのは本人がどう生活していくかをコーディネートすること。
やりがいの求め方を間違えないように。
おしまい
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