5G線上のアリサ【第4章#6話】“炎上使い”Burn Controller
#6話:“炎上使い”Burn Controller
【視聴時間=02:50】
“炎上使い”それは自分の影響力と著名性で、炎上商法や大拡散を狙うネットとVRの使い方。
イノンタウン岐阜池田の仮店舗を拠点に置いて、ジジイのGG作戦開始。
フォロワーを怒り過ぎて死んでしまうレベルに追いやり、時に超興奮をさせ胸が熱くなる展開。
巻き込み成功。
すべてのネット知識と情報、フォロワーたちを総動員してアイムソーリーにハッキングをした炎上使いへ接触成功。
執行猶予付きのハッカーの結論。
それは
の一言。
愛利沙が常日頃よく言う「あたしが結婚するのなんて無理よ。その日暮らしのために精一杯なの」のレベル。
ハッカーVS田舎者のやり取りがご飯が捗るフォロワーたちは、アイムソーリーが国家関連の重要人物と推測できた。
明るい人な炎上使い《バーンコントローラー》に注意&警告を受けた愛利沙は、素人たちが手出しするべき相手でないと心底知った。
天才ネット使いと束の間のVR体験を終えた五人は、“第三者”の人物検索に活路を見出すしかなくなったが、ツリッターのリツイート機能やツイッターの返信を解析しても手がかりはゼロ。
手詰まりをした。
最初はアリサを追い詰めていたまとめサイト民もいつしかロートルズの作戦成就と応援側へと回り始めてーーー
この間、愛利沙は自分の悪口や中傷する人たちに対する免疫もしっかりと付いた。
傷付き時々泣いたりするけど笑いながらスマホを見つめ、今ではまとめサイト情報を冷静に眺め発信できる。
人生をアプリをアンインストールしたいと思った愛利沙は生きる気力を戻し、炎上をする中、情報という炎を巧みに操りだした。
愛利沙自身が炎上使いとして華麗に転身をした。
フォロワーたちは魅了をされて彼女に惹き込まれていった
炎を纏う真っ赤なドレスがアリサのキャラアイコンとなり、その姿は名実共に愛利沙のキャラを決定付ける。
自分のその身を焦がすほどの自己愛と他者への愛の象徴となり、痛みを恐れず、傷付くことをも恐れないまま、進む彼女の愛称はいつしか有名人や市民が付けた。
5G線上で自己のアイデンティティを確立させた、清水愛利沙は“5G線上のアリサ”の称号をも勝ち取った。
VR炎上現象すらもコントロールしたアリサたちは、フォロワーたちを八名蜂谷のツリッターアカウントへと誘導し終え“第三者”なる者の存在がいるのかいないか、質疑応答を国会中継でするよう促した結果―――
衝撃発言。
遂に日本の内閣総理大臣直々に、真相を聞くチャンスを掴み日本国民が大騒ぎに。
5G線上のアリサのつぶやきは今、1000万人のフォロワーを持つ、アイムソーリーを探し出すため900万人のフォロワーを持つ、八名蜂谷に王手をかけた。
けれどもそれは諸刃の剣。
信奉者である国民及び、アイムソーリーのフォロワーを敵に。
1000万人以上のネット国民を巻き込み大炎上に。
5線上は今、“アリサ炎上”に繋がった。
『”Barrage”perfomed by Tenacious Orchestra,used under license from Shutterstock』
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