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5G線上のアリサ【第5章#5話】国会中継IN謝罪

#5話:国会中継IN謝罪



【視聴時間=03:25】


アイムソーリーが加護であるならすべてが事実だろうと思う。

誠実さと信頼により誹謗中傷は回避される。

加護はそれにもイエスと頷きもうすぐ時間と切り出した。

「この戦いにワンチャンスがあるとしたら、どこにあると言ったか覚えていますか?」

「100万人のフォロワーを納得させることと、1000万人のフォロワーを持つアイムソーリーを落とし所にする……謝罪神に謝らせることが勝利への鍵……加護さん、自分を犠牲にあたしの炎上騒ぎを終わらせようとしているの?」

「元々、すべては私が撒いた火種です。こんなにも広がるとは思ってもいませんでした。池田さんたちに怒鳴られたり、殴られる覚悟もしていたのですが、今のところ驚きが優ってそれどころではないようですね」

「……これ、わしらは怒ってええんか?」

「というか、本当に総理は謝罪をするんかいな?」

「その真偽次第で出方を決めましょう」
加護/清水/池田/井口/平野

炎上騒ぎは全部自分が原因なのだと皆へと伝え、加護は愛利沙をかばいながらテレビを設置。

準備を終えた。

国民全員、NHKの放送に夢中。

釘付けとなる。


2時に始まる中継を前に国中テレビやスマホを眺める。

ツリッターのタイムラインはアイムソーリーと総理のことでトレンド1位。

2位がアリサ。

3位はロートルズたちが独占。


彼らが国家を変えた現実が一体どんな影響を持って、八名蜂谷を変化させたかネットが一気に湧き上がる中―――

「―――始まります」

口火を切った。

中継スタート。

スーツを着込んだ大人たちが、ネットで沸いている話題の議題を総理大臣に問い詰めだした。

「内閣総理大臣」

「皆様ご存知の通り―――」

「―――秘書を使って5年間も一体何を―――」

「―――黙れ。これから話す」
議員/八名

八名は今まで見せたことのない言葉遣いで一喝をした。

自分と加護と愛利沙と池田町との関わりすべてを明かす。

視聴率歴代最高記録を突破している議会を始め、まず誠実に謝罪会見。

誠心誠意の態度を取って―――

「―――清水愛利沙さん、この通りだ。すまなかった! 私は加護洋次郎を通し、アリサのパソコン教室で学んでいた!」
八名

それが5G化のきっかけ。

社会をIOT化させた。

地方に対し至極スムーズに導入できた手段であると、八名は自ら手のひらを明かし加護の言葉を事実と話し、カメラの前で土下座しながら心の底から伝えた。

「池田光さん、井口悟さん、平野樹里さん、すまなかった! この通りだ!」

同時に加護も土下座しながら4人に対し謝りだした。

そして、これから国家政策に協力していた彼らがいかに、国に貢献したのかを明かす弁明へと移りだした。

日本国民に衝撃が走る謝罪会見が始まった。


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『”Patriotic Impulse”perfomed by Serj Anto,used under license from Shutterstock』

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