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2024年2月雑文。大阪の旅と味噌汁の月。

2月10日。大阪観光を楽しんだ。小学生ぶりだから20年ぶりくらいだろうか。旅行そのものに興味がそこまでなかったのと、20代はお金がなさすぎて関西まで行く経済的余力がなく、関西に行けずにいた。

梅田、なんば、道頓堀、天王寺など大阪の主要スポットを1日で回った。
東京は近代的で洗練された街である感覚がするけれど、大阪は人の活気があって、東京よりも好きだと思った。色で表すと東京は青色のような寒色で、大阪はオレンジのような暖色。人との距離感が近い。

東京に住んで14年。違う文化に触れることで、使われていない頭の部分が刺激されて、脳がパッカーンと開いた感覚を持った。目に見える景色がより虹彩を持って見えた。14年という月日は東京という街であっても退屈にさせる。

串カツ、たこ焼き、うどんと大阪の名物になるものを食べた。観光に来たら、やはり地のものをいただくというのが一番。いつもの週末はあっという間に過ぎていくが、この日は2日分以上の時間を過ごせたような感覚すらあった。

2月末。我が家のご飯に味噌汁が加わった話。
味噌汁をしっかりと食事の中に取り入れたいと思うようになり、スーパーでわかめとカツオの出汁が入ったハナマルキの味噌汁を買った。ひとり暮らしの男が、わざわざ毎日鍋で味噌をとぐような手間はしない。いつも使用するコップに、スプーン1杯ほどの味噌を掬い、それをコップに移す。そこに、出来合いのワカメと油揚げのトッピング袋から、こちらもスプーン一杯ほどを取り、味噌と混ぜ合わせる。完全にインスタント味噌汁をなぞる形でお湯を注ぐと、即席の味噌汁の出来上がりだ。まだまだ寒い朝が続く2月。飲み込んだ味噌汁は、体にゆっくりと染み込んで体温を温めてくれる。これだけの手間でいくらか幸せな気持ちになる。味噌汁こそ古来より日本人が営々と紡いできた文化なのかもしれんと遺伝子レベルで感じた。

2月末。言葉は優しいが、鋭くてきつくもある。例えば、嫌いと苦手。
ChatGPTに聞いてみたところ、こんな回答が返ってきた。会話は生物だから相手を選んで反射で返しても大丈夫なひとかそうでない人かを踏まえた上で、言葉を考える必要がある。

「嫌い」は感情的な否定を示し、苦手は能力やスキルの不足を示す


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