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デザフェスに行ったら、麻雀グは星の数あるクラスタのほんの一欠片で、でも割と人気だった話

デザインフェスタ、略してデザフェスと言うイベントが年2回、東京ビッグサイトで行われています。

自分は初めて行ったのですがアジア最大級のイベントだそうで、1000ブースくらい出ているめっちゃでっかい即売会でした。

それに出て思ったのが、グッズ界の広さとその中での麻雀グッズの可能性です。

グッズの海は広く、麻雀グッズは星の一欠片にすぎない・・!

自分はデザイナーではないし、芸術に造詣が深くもなかったので、デザフェスに参加するのは初でした。

また、これまで関わりがあるクリエイターは麻雀関係かブログ関係のウェブデザイナーくらい。

そんな状態でデザフェスに行ったところ、見知らぬジャンルのクリエイターが山のように出展していて驚きました。

ジャンルで言っても、大きく

・キャラもの(オリジナルキャラのグッズ)
・ジャンル(麻雀とか、自宅警備員とか)
・グッズごと(TシャツならTシャツ専門など、ステッカー専門などもあり)
・その他区分け(青色、音、木材など)

みたいな感じで、それぞれ100とか200とかの単位でブースが出てます。

そんな切り口があったか!という驚きのブースも多く、ちょっと見て帰ろうと思っていたのに全ブース2周回るなどをしました。

(結果、疲れて寝過ごしてジークに辿り着きました)

食パンスクイーズ思わず買った↓

そんな中で麻雀グッズのブースはMCM勢のを含めて5個以下くらい。(見つけられた中では)

・・・1000以上あるジャンルの中の圧倒的に小さい領域であることを知りました。

あと様々な切り口を見て、別ジャンルのこの商品を麻雀にも応用できそうだな!みたいな気づきが多かったです。

そういう意味でデザフェスはデザインやってる人は出ると気づきありそう。
自分デザイナーじゃないけどそう思いました!

意外に高かった麻雀グッズブースの人気。

南阿佐ヶ谷麻雀部ブース

麻雀グッズというジャンルはグッズ界の中ではマイナーである一方で、人気はかなり高い印象がありました。

たくさんのブースがあると、グッズのクオリティやブースの配置などにより、当然人気が出ているところとそうでないところが出てきます。

麻雀グッズのブースはどこも人だかりが絶えないくらいの盛況ぶりでした。

中でも一番人気があった南阿佐ヶ谷麻雀部では麻雀も打てた↓

これはグッズのクオリティが高かったなどの理由もあるとは思いますが、麻雀のコンテンツとしての強さがあるように思います。

(一応400万人とか言われてたはず)

麻雀好きだと逆に盲点となるのですが、麻雀のボリューム層はかなりライトであることを改めて知りました。

例えば、体感ですが、フリーを打つ層は上位1%以内、セットを打ちに雀荘に行ったことがあるというだけでもおそらく10%以下、雀魂を日常的にプレイする層ですら完全にライトではないんです。

じゃあライトなのはどこ?というと、友達に誘われて、あるいは自分で、2〜3回ネット麻雀をしたことがあるくらいの層。

もちろんルールも戦術もわからないし、麻雀牌の模様をかろうじて認識できるレベル・・!

そんな層がデザフェスにはたくさんいて、麻雀グッズを買っていくんだそうです。(出展してたクリエイターに聞きました)

その層ってどんなに麻雀界でイベントやっても、ほぼリーチできない層なので潜在的な麻雀ニーズの高さ(伸びしろ)を感じました。

(じゃあどうやってそこを刺すのという問題はありますが)

ライト層で言うと、特にお土産とかプレゼント用途が強い。
自分はやらないけど、友達や家族がやるなど。

そんな人って調べてもわからないからフィーリングで良さそうなのを現物見て買いたいよね

デザフェスを見て思った麻雀グッズの需要と今後の展望

麻雀グッズというジャンルは特殊で、

・麻雀好きな人は逆にそんなに欲しがらない
・麻雀をファッションとして扱う層がメインターゲット

という状況です。

これは

  • クリエイターと麻雀を打つ層がミスマッチしていて、そのギャップを埋められていない点(ターゲットとクリエイターの性別や年齢が違うのに、自分が欲しいものを作ってしまっている=買うものがない)

  • ディープな打ち手に訴求したグッズがない点(雀士が見て、わざわざ買うほどでもないなとなる)

  • デザインにあまり頓着しない層が多い点(ファッション等にあまりお金をかけない=実用性に対し値段が高い)

  • いかにも麻雀な商品が多く、日常使いのイメージがつきづらい点

などが複合していると考えられます。

逆に言えば、ここが伸びしろになっていて、

・麻雀を知らなくてもぱっと見でわかる、誰でも使える商品
→プレゼント需要が高い
・麻雀が本当に好きな人が欲しがる商品
→雀荘などで売れる
・日用品の中にさりげなく麻雀のデザインが載っている商品
→広い層に売れる(買いやすい)

などには大きな可能性があります。

ここにMリーグとかV-tuberとかのトレンドをうまく乗せつつ展開していけると、継続的にイベントを行う価値が出せるように感じました。

(麻雀グッズクリエイターはまだ数が少ないので、それぞれが麻雀屋全般で、同じ商品ばかり並んでしまいがち+属性ごとで分けると買える商品がほとんどない)

さらに具体的に言うと、

・有名プロ等に欲しい商品を聞いて、その通りデザインしたもの(ブランド需要)
・既存の麻雀の課題を解決するアイデア商品(ディープな商品)
・日用品にちょっと麻雀を乗せた程度のもの(普段使いできる)

あたりを作っていくと良いと思いました。

(本当はライト層だけに特化して、デザイン系のイベントに出るのが最も収益性高そうだけど、それだと麻雀打ちの側面ある自分は楽しくないので、ディープなところも推していきたい・・!)

ので誰か作ってください。誰もやらなければ仕方ないので自分がやります。

以上デザフェスレポートでした。

麻雀グッズ・用品系


たkると申します。麻雀用品のサイトと書評サイト、そのほか色々とサイト運営をやっています。Noteではサイト運営とか麻雀のノウハウを書いていきます。よろしくお願いいたします。