MCM大阪2022、準備・運営レポート!(振り返りと次回予告)
たkると言います。2022/4/29-30開催のMCM大阪2022の準備などを手伝っていました。
麻雀グッズもイベントってあんまりないので、手探りで色々やってました。
結構大変でした。以下で振り返ります。
※八連荘さんに許可はいただいております。
MCM2022大阪とは?
MCMとは麻雀グッズクリエイターズマーケットの略称です。MahjongCreaterMarcketでMCMです。
第1回が2021/11/23に東京のベルバードで開催、今回は第2回目で2022/4/29-30大阪開催となっていました。
主催は自身もクリエイターの八連荘さん。
運営スタッフとしては、飯盛さんと夏野みかさんと自分で4名体制で行っていました。
※東京開催のときは南阿佐ヶ谷麻雀部の036さんも運営でした。今回は不参加
※DAY1、DAY2それぞれで会場のマツオカさん、イーソーさんのスタッフの方にもお手伝いいただきました。
MCM2022の実績
実績としては、
1日目(マツオカさん会場)・・第一部20人程度、第二部10人程度
2日目(イーソーさん会場)・・第一部10名程度、第二部10名程度
となりました。(のべ48名参加でした)
元々の予定が10~20名程度で行こうとなっていたので最低ラインはクリアできたと考えています。
当日参加していただいた方が多く、予想より多く集まったのがよかったです。
参加者の属性については、一部(有名な方の)例を挙げると
・麻雀サークルひま雀代表のTKさん(DAY1)
・MリーグU-NEXTパイレーツスポンサーのカラークラフトさん(DAY2)
・日本プロ麻雀連盟の岡田智和プロ(DAY2)
・マツオカ株式会社の森さん(DAY1+2)
・麻雀Youtuberのちゃんまりさん(DAY1)
など様々でした。
MCMはグッズを見にくるだけでなく、イベントが楽しめたり、麻雀関係の人脈が広がったりするなどを魅力としたいと考えていたのでその点も満足しました。
雰囲気も良く、非常に良い結果になったと思っているのですが、実は準備段階では割と厳しいときもありました。
以下ではその振り返りをしていきます。
MCM2022の準備と運営の反省
MCM2022の準備は難航しました。
集客
準備は集客関連で難航しました。(途中までDAY2の参加者が3人しかいない・・・!みたいになってました、実は。)
前回の東京開催の際は、
・クリエイターが全員関東勢(地元)
・集客力の高いベルバードさんの力を借りられる状況だった
などの要因により、後半で集客を伸ばすことができました。
MCMの集客は主にTwitterとMCMラジオ(Twitterスペース)とクチコミに頼っています。
前回の集客では、いくつか施策を試したのち、最終的にMCMスペースがうまくはまりました。
しかし、今回はほぼ全員のクリエイター(YUKIさん以外)が大阪の民ではない状況でした。(運営については全員関東勢)
そのため、
・知り合いを当たって集客を伸ばす
・土地柄にあった戦略を立てる
などがうまくできませんでした。
また、集客が後手後手に回ってしまった結果、試したかったけど打つことのできなかった施策もいくつかありました。
(運営とクリエイターを兼業している方が多く、開催間際はグッズ製作に追われてしまったため、動ける人員がいなかった)
◆原因と対策
ここからが反省ですが、
・第一部5000円の値段設定が強気すぎた
・キャッシュバックの見せ方が下手だった
・関西のハブとなる雀士を抑えられなかった
あたりが準備での段取りミスだと感じています。
(他にも色々あるんですが、大きなのはこの辺かなと思っている)
◆値段が高すぎた説
それぞれ簡単に見ていくと、第一部の値段設定は5000円としており、これはゲストなしの麻雀イベントではかなり高いです。
第1回の会場のベルバードさんはこの値段でも集客できる特殊な雀荘なので、その名残を関西にも持ち込んでしまった感じはありました。
ただ先に関西での状況を確認し、周りのイベントと合わせる必要があったように感じました。
(値段については赤字にならないように、だけ考えて、あとはえいやで決まっていたため)
◆見せ方下手だった説
ただMCMが少し特殊なのは、人がきても中で買い物が発生しないとクリエイターが悲しいという点です。
物販イベントなので、会場費を取りすぎたら予算オーバーで何も買ってもらえない。ただ逆に値段をただにしたら会場費を払えない・・。
という兼ね合いの中で、入場費用は高め(5000円)にして、会場内で使えるクーポン券(DAY1は縁日チケット)を配布し、実質的なキャッシュバックにしようという作戦でした。
これは良いやり方だと思っていたのですが、このキャッシュバックの見せ方が下手くそでした。
というのは、会場内についてから「このクーポン何?使い方がわからぬ・・」となっている参加者がいたからです。
なので、参加してくれた人はキャッシュバックをおそらく考えずに5000円で参加してくれた人だけで、見込み客の中に「興味あるけど値段が高いからやめよう」と思った人が一定数いた可能性があります。
この辺は見せ方だったかなと思っていて、フライヤー作りなどを、(一番忙しそうな)八連荘さんに任せてしまったのが個人的にミスだったと思っています。
どこを見せるかみたいなのはブロガーである自分がやるべきだったなと思いました。(デザインは八連荘さんに任せつつ)
◆キーマンを抑えられなかった
関西に知見と人脈がないのは最初から懸念していた点ではありました。
なので先にキーマンを抑えておいて、半ゲスト(ゲスト料はないけど、参加費無料)のような形で呼ぶなどの戦略も検討しました。
しかし、この調整が後手後手になってしまい、声をかけようと思っていた関西雀士がことごとく予定が合わず・・・!
それから慌ててマスターに相談するも、関西で有名なプロをゲストに呼ぶには予算もなく・・
という状況に陥ってしまいました。
半ゲスト候補の雀士たちは予定が合えばいきたいとおっしゃってくれていたかたが多かっただけに、段取りミスで申し訳ないなと反省しました。
具体的な対策としては、こちらも1人に全部任せてしまったのがよくなかったと思っており、今後はMCM公式アカウントから依頼をかけて、運営全員が確認できる形にしておこうと思いました。
当日
当日の運営については、前回コメントとして「みんなが麻雀ばっかり打って物販があまり回れない」を頂いていたため、今回は考慮しました。
その結果、前回とほぼ同じ形式のDAY2については、売れ行きのよかったクリエイターが多かったそうで一定の効果が上がりました。
(あとはイーソーさんがセットで入っていた別エリアのお客さんを連れてきてくれたりして、のべ参加人数が跳ねたのもありがたかったです。ありがとうございました)
DAY1については子ども可能(雀荘じゃないため)+縁日という新しい試みだったのですが、こちらは少しグダッとした面がありました。
具体的には、
・縁日チケットをどこで使えるのかよくわからない
・縁日チケットを使い切ってしまい手持ち無沙汰になってしまった
(卓はたくさんあったので麻雀を打って良いにした)
・第2部から来た人が会場の雰囲気についていけてなさそうだった
などが反省点だと思っています。
1つ目、2つ目については企画面の話なので内部で確認するとして、3つ目については、イベントありの第一部と物販のみの第二部で会場の配置を変えてもよかったかなと少し思いました。
第一部はイベントエリアに導線が必要ですが、第二部では必要ないので、物販エリアをぐるっと周回できるような流れるプール方式のレイアウトが適していたように感じました。
(雀荘では卓は固定されているので大掛かりなレイアウト変更はできませんが、マツオカさんでは可能だった)
あとこれは予想していたことですが、DAY1では子どもたちが割とパワフルでした。
用意していた塗り絵エリアにとどまってはくれなくて、会場を走り回っていて面倒見る係に何人か割かれていました。
(特に階段から外に転げ落ちないように門番をする必要があった)
これについては、入り口エリアに柵などを立ててもよかったかなと思いました。
※面倒見ていただいて下さった皆様、本当にありがとうございました。
その他
またその他の反省点として、当日の申し込み連絡をあまり確認できなかったこと(特に当日にきた参加希望DMを返信できなかった)が挙げられました。
これは自分が悪いのですが、会場運営の方で忙しいとき「当日参加したい」というメッセージを1時間ほど返信できないタイミングがありました。
当日参加の人はたぶん多忙なので素早く返信する必要がありましたが、ライン、DM(MCM垢と個人垢)、問い合わせフォーム(メールでくる)を全て見るのは無理でした。
また会場内でスマホばかり見ているのも感じが悪い気もしており、隅でスマホいじっているのもなーと思ってしまいました。
なので、会場のどこかにモニターなどでTwitterの様子を流しておくなどをしてもよかったかなと思いました。
よかった点としては、MCM公式アカウントで会場の様子を中継する作戦(前回が何もできなかったため)を今回から試行しましたがこちらはある程度うまくいったと思っています。
(理想はもっとたくさん写真等を(自分が)撮る必要があったのですが、その辺はイベント楽しんでて滞りました。すみません。。)
MCMの魅力と次回の豊富
MCMに関してはまだ試行錯誤している面があり、完璧な運営ではないと思います。値段も(結局買い物するので)結構高くなりがちです。
ただ、他の麻雀イベントにはないような魅力がたくさんある唯一無二の会だと思っています。
・クリエイター同士の会話は製造業系の人だとかなり参考になる
・第二部は物販がメインなので、ずっと会話してることもできる
(普通の麻雀イベントってそこまでゲストと話せたりはできない)
・自分を表現する麻雀グッズを入手できる
など、仮にグッズがそこまで興味ない人でも、麻雀が好きで、自分でなんかしたい(してる)人にはかなり価値の高いイベントと思っています。
(もちろんグッズ好きな人にもオススメ。自分もしこたま買い込みました)
最終的には、半年に1回、麻雀クリエイターが全員集結してわいやわいややる感じの恒例イベントを目指しています。(打つ雀、観る雀に続く、付ける雀・作る雀の流れを一般化したいと考えています)
次回は2022年10月ごろ東京で開催予定です。
よければぜひご参加いただけると幸いです。
ではまた。良い麻雀ライフを。
たkると申します。麻雀用品のサイトと書評サイト、そのほか色々とサイト運営をやっています。Noteではサイト運営とか麻雀のノウハウを書いていきます。よろしくお願いいたします。