見出し画像

第13回プレゼン部

5月9日、オンライン開催のプレゼン部に参加しました。

プレゼン部は、日本経済新聞社とnote(旧ピースオブケイク)が共同で運営するオンライン・サロン「Nサロン」で、メンバー有志が活動する「部活」の一つとして、2019年11月に立ち上がりました。当時私も「Nサロン」2期生(今年3月まで)だったご縁で、発足当初から参加させていただいています。

プレゼン部の魅力は、何といってもその自由闊達な雰囲気でしょう。話す内容はとにかく自由。趣味や行きつけの料理店だけでなく、世間の目を気にして言えなかったことでさえも、このプレゼン部ではいくつも解き放たれてきました。

話すことがなくても、聞き役に徹すればオーケー。但し、聞き役は単なる批判ではなく、提案型のポジティブなフィードバックをするのがルールです。このルールのおかげで、話し手のコンテンツに更に磨きがかかる仕掛けとなっているのです。

プレゼンターの魅力を最大限引き出したい──そんな情熱を持つ部長アンドゥ〜ジュンさん旗振りの下、これまで通算12回の活動を重ねてきました。

さて、13回目のプレゼン部、どんなコンテンツが飛び出すでしょうか。


まず私からは、出典の書き方についてお話ししました。

画像1

これは、私が連載している「note」マガジン『言葉の覚え書き』から、著作物名の表記法に関する記事の内容を再構成したものです。

発表の冒頭では、海外のサイトなどにある奇妙奇天烈な日本語の表記が不信感をもたれることを例に挙げ、出典の表記をはじめ、約物の使い方は文書全体の信頼性に関わるものであり、決して疎かにすべきでないことを強調しました。

メンバーからは、「引用で悩むことも多い私にとっては、とても分かりやすい説明でした」などの声をいただきました。


続いて、スワローズファンでもある部長アンドゥ〜さんから、野球及びスワローズの魅力について。

東京ヤクルトスワローズといえば、かつて監督を務めた野村克也さんが今年2月にお亡くなりになったことが記憶に新しいでしょう。野村さんはわりと合理的な考えの持ち主だったようで、特に捕手の古田敦也選手には、配球の根拠を言えとよくただしたそうです。

また、アンドゥ〜さん曰く、スワローズファンには罵声がない、「敵ながらあっぱれ」の精神を持ち合わせている、そんな温かい心の人が多いそうです。

名伯楽と度量の広いファンに恵まれたスワローズの選手は幸運ですね。


伯楽といえば、馬。オンライン初参加のハリーさんからは、競馬の歴史について。

競馬といえば、レースばかりに目が行きがちですが、血統や交配などの過程も重視されるそうで、それにまつわるエピソードをご紹介いただきました。

ハリーさんのお話を聞きながら、個人的には2012年7月に国際馬術連盟(FEI)がクローン馬の出場を解禁したことを思い出しました。クローンといえども、馬の成績は育った環境によっても左右されるから公平性を損なうものではない、というのが決定の理由らしいのですが、ハリーさんによれば、馬を使ったスポーツはもともと軍隊がルーツなので、タブーをあまり恐れない雰囲気があるのだそうです。

今のところ、クローン馬は専ら交配用途に利用されているようですが、将来レースに出場するような日が来れば、また違ったエピソードが生まれるかもしれません。


最後に、地球科学を学んでいる大学生のけんしんさんから、雷のしくみについて。

雷は空から地上へ一方通行で流れるものだと思っていませんか。実は、地上から逆の方向にも働きがあるのです。

雷の正体は静電気。化学繊維の服がこすれると帯電するように、積乱雲の中では氷の粒がぶつかり合うことによって、雲の底の方ではマイナスの電荷が、雲の上の方はプラスの電荷が集まっています。

同じ電荷は互いに反発し合うので、雲の真下の地面ではマイナスの電荷は離れていき、代わりにプラスの電荷が集まるようになります。

この電荷が偏っている状態が一定の程度を超えると、その偏りを解消しようと、空からはマイナス電荷の道筋が伸びてきます。また、地上からもプラスの電荷の道筋が迎えるように出てきます。この2つの道筋が出会って放電経路ができあがると、地上から雲に閃光が走ります。つまり、私たちが見ている落雷は、空から舞い降りた雷が帰って行く姿なのですね。

わかりやすいサイトを見つけたので、載せておきます。

雷の発生原理にはまだ正確には解明されていないところもあり、研究が続けられているそうです。


各発表の詳細はこちら。

いかがだったでしょうか。プレゼン部は「Nサロン」のメンバーでなくても参加可能です。ご興味のある方は、アンドゥ〜さんの「Twitter」までDMをお送りください。

皆様からの尊いご寄付は、今後の執筆活動に活用させていただきます。なにとぞご支援を賜りますようお願い申し上げます。