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パレスチナ問題の原因はイギリスの「三枚舌外交」ではない

写真 第一次大戦中にオスマン帝国に対するアラブ人の叛乱を支援したトーマス・エドワード・ロレンス(1888―1935年)

今なお続くパレスチナ問題の原因として、よく槍玉に挙げられるイギリスの「三枚舌外交」。アラブ人、ユダヤ人、仏露に対するそれぞれの協定が互いに矛盾しているというのがその内容である。しかし、3つの協定のうちパレスチナに言及しているのはユダヤ人向けのバルフォア宣言のみで、各協定間に齟齬は見られない以上、パレスチナ問題の原因と結論づけることはできない。

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