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私の備忘録

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独学我流で写真を学んでいる私の立場から必読の記事を掲載させていただきます。
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#季語

人の命は「石鹸玉」

【スキ御礼】鑑賞*しばらくは人の高さを石鹸玉 十六世紀の西欧の絵画では、シャボン玉が人の命の儚さの象徴として描かれています。 これは、古代ローマの諺「人間は泡沫である」homo bulla、「人間の命ほど壊れやすく、束の間で、空虚なものはない」という人生観に基づいたものだとされています。 それを表す実際の絵画をご紹介できないままでしたが、Nao Masunaga さんが、イタリア ペルージャのウンブリア国立絵画館で催されたシャボン玉をテーマにした特別展のレポートの中で紹介さ

共鳴*老松に春一番の濤しぶき

(岡田 耕)

掲載*酔客が酔客起こし十二月

岡田 耕 掲載誌:『俳句四季』1998年9月号 東京四季出版 〔新・作家訪問〕土生重次 「扉」主宰 ―きっかけは叔父への供養) (岡田 耕) 【スキ御礼】掲載*魂抜けのやうに紅褪せ曼珠沙華

選評*一茶忌や母の名刻む竹定規

☆小林一茶の生涯・・・flow Essence 美年~mitoshi~ さんが詳しく記事にされています。ご紹介します。 【スキ御礼】選評*自然薯の児の丈ほどを掘り上げし

鑑賞*探梅やこの一輪に出逢ふため

松浦 加古 句集『探梅』所収。平成二十四年作。 春を過ぎて咲く桜は余花。 春を前に梅を探すのは探梅。 桜は過ぎゆく春を惜む花。 梅は来るべき春を喜ぶ花。 桜は散りゆく姿を見に行きたくなる。 梅は開きはじめを見に行きたくなる。 だから、出逢う梅の花は一輪でいい。 (岡田 耕) 【スキ御礼】「鑑賞*星のぞく聖樹飾らぬ家あれば」

掲載*魂抜けのやうに紅褪せ曼珠沙華

岡田 耕 掲載誌:『俳句四季』2021年6月号 「わたしの歳時記 曼珠沙華」磯村光生 (風友) 【スキ御礼】歳時記を旅する 6 〔曼珠沙華〕前*曼珠沙華火気厳禁の札かこみ

白木蓮に逢ひにゆく①~円覚寺

3月11日(2023年)、鎌倉の円覚寺さんに参詣しました。 こちらの佛日庵にあるハクモクレン、先週は蕾ばかりでしたが数日の暖かさで一斉に花開いていました。 案内板によると、中国の作家、魯迅によって贈られたものだそうです。 ハクモクレンは中国の原産で、仏教に関係があるらしく、贈られる木にハクモクレンが選ばれたのもそんなご縁もあるのでしょうか。 ハクモクレンの花言葉の一つに「慈悲」というのがあるそうです。 これもまた仏教に由来するものなのでしょうか。 「慈悲」とは、調べてみる

選評*能面の泣くも笑ふも秋思かな

【スキ御礼】「選評*邯鄲の声吹かれ散る草の原」 ☆能面とその表情について、脚本家で能面師|麻生りり子 さんの記事があります。ご紹介します。 (岡田 耕)