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俳句が走り出した!

先週、待ちに待っていた通販生活のHPの、夏井いつき先生の主宰する「俳句生活」の6月の兼題の作品発表があった。
お題は「短夜」(みじかよ)で、最優秀の天から探してもなかなか無い。入選の地や人にもないので、ちょっと血眼になりながら佳作のコーナーを探した。そうしたらあった、山本葉舟の俳号が。

俳句を書いてみる。
短夜は侘びし言う父の過ぎし日々

という俳句で、滑り込みで?「俳句生活」の佳作に入ったが、いちおうは実家の父母やデイケアの職員さんも喜んでくれた。

俳句を頑張ろうとしている目的は、心の病を意識するわけでもないが、自分のちゃんとした足跡を残しておくべきかな?と思ったのだ。ネットの俳句選評に関わらず。

実際、俳句を始めて二ヶ月なので、これはビギナーズラックだと思ったが、すでに何回分かを送ってある。

一昨日のお盆に実家に帰り、父に俳句の佳作を知らせて、一人で喜んでいたら、父も苦笑いして喜んでくれたようだ。

そして、今日は朝日新聞俳壇選者の長谷川櫂先生が主宰する「ネット投句」の発表があり、見てみたら入選していた。ネット投句は若干厳しく、特選と入選しか載らない。ということで「ネット投句」初入選ということになった。

ネット投句の季語は秋の季語を自由選択というもので、僕の句を以下に書く。

雪渓に青き光が眼に弾く  山本葉舟

ということで、著名な俳人の夏井いつき先生と長谷川櫂先生に句を選んでいただいて、佳作と入選ということになった。

これはまぐれではなく本当に俳句の才能があるのかもしれない。考えられるのは数十年にわたって文学や詩を含めて数十年は読書を続けてきたし、その成果がいよいよ出始めたのかもしれない。

一つの感慨があるのは、心の病だと世間で能力を低く見積もられがちだ。夏井いつき先生の佳作はもちろん、長谷川櫂先生に入選に選んでいただいたことは、自分にとってもなにかの足跡を残したような達成感はある。

まずは、俳句で成果が出だした。次はnote創作大賞エッセイ部門の中間発表が待ち遠しい。もし通過したら自分にとって大きな励みになる。

それから、周囲に一番期待されている水彩画制作も、文芸と違って初心者レベルなのでもどかしいが、皆の励ましもあるので、ある程度の結果につながるまでは諦めずに続けたい。

いきなりダークホースの俳句が走り出した。そんな感じの創作活動である。

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