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チェンソーマン 75、76話が凄い!

先週と今週のジャンプに掲載されているチェンソーマンの演出が
ただただ凄かったのでそれだけ書きます!

先週の75話でとうとう登場しました
ラスボス感漂う銃の悪魔
登場するなり人間がめちゃくちゃ殺されましたね。。。
そしてそれは次号の76話でも続いていきます。

銃の悪魔は連載序盤から名前だけは登場している
どうやら一番強い悪魔のようです。
登場するなり、どれだけ強いかを漫画家は表現するのですが。。

どう表現するでしょうか??

普通に想像すると、1話丸々使って人が銃で殺されるシーンや
街が破壊されているシーンを描くと思います。
実際、そういうシーンもあります。

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ただ、それだとややありきたりな気もしますし限界もあります。
作画時間もかかってしまい漫画家的には負担が大きいと思います。

そこで藤本先生は週刊の締め切りに間に合わせ
且、最高の演出をしました。


死亡者の名前を全員書いてきました!

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日本は世界から見たら平和で死が身近にありません。
テレビの災害時や事故のニュースで
死亡者の名前がテロップで入った時に
人の死を実感できると思います。

それを逆手にとり、
本編で死亡者の名前を延々を書くという方法をとりました。

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このように死亡者数の名前を列挙することによって
絵で表現するのと同じように死がリアルに感じられます。
名前によってモブの一人一人が生きてる人間だと錯覚しますし
銃の悪魔の恐怖が強く感じられる演出になっています。

止め絵で動きを表現するシーンが多い漫画なので
このテロップ演出方法も抜群に相性良くてかっこいいです!

ちなみに死亡者数の名前が75、76話で
約800人でした。
どうやって膨大な名前を考えたんでしょう??
編集やアシスタントに丸投げ?それともそういうソフトでランダムに?
同姓同名な方おめでとうございます笑

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