第9回　亀鷹人生～大学卒業から就職まで～

みなさん、どうもかめたかです。

最近書けれてねかった…すんません。

てことで、今回は無職！（もとい、フリーター！）の1年間分を書こうと思う！

大学院への道

卒業後、地元に帰って在学中に考えとった「大学院に行く！」っつうのを覚えとってさて学費をどうするかと。さすがに金を親に借りるのもなー…って思うてバイトで金稼ぐことに。
大学中にバイトしとった会社が近くのイオンにあったけぇ、そこに入りてぇな思うて会社の人に連絡したら、アルバイトにも関わらず「異動」みてぇな形にしてくれた。笑
ほいで4月からイオンでバイト始めましたと。
ただ、バイトの目的は「大学院への学費を貯める」ってことじゃったけぇそれだけは忘れずにしこたま働こうという意志を持つことにも力を注いでいた。のである。

ってことで、大学院どこにしようか考えようて国際協力関係専門の大学院があるか調べてみたら、神戸大学のGSICSってところがあって開発経済学でアフリカ専門じゃったけぇ、「ここにしよう！」って即決して要綱調べて直ぐに勉強開始！
ただ…大学時代とは違って仲間と勉強内容とか話せず一人でモチベーション維持せにゃあおえんかったけぇ、鼓舞するために「ブラッドダイヤモンド」を何十回も観なおしたわ。

因みに勉強しょうた場所は、倉敷の人ならご存じ「ライフパーク」。知らん人は、こういう場所があるんじゃなってことで。笑

店長代理にならないかい？

バイトしながら勉強してはや4ヶ月。バイト先で色々とあって上司から「亀鷹店長なれ、うちに来い」との話がきた。すぐに「僕はやりたいことがあるので入りません。すいません。」って返した。そしたら「じゃあ店長代理ってのはどうな」と。

少し時間もらうことにした。院試の勉強と両立できるのか。自分にとって店長代理になる理由は何なのか。

何をするにも考えとったのが、「目的」じゃった。
色々と頭の中で考え今までの活動を振り返っとった時に、ふと思いついたのが、「学生時代は同じ年代をマネジメントすることができた。ただ、年代が違った場合はどうなのか…」と。そこで、今回は

＜目的＞
①幅広い年齢層をマネジメントすることは可能か確認すること。
②在庫管理や売上管理など調整業務及び俯瞰力の向上

に絞って、自分で納得した状態で「店長代理になる」と伝え8月頃より店長代理としてバイトを続けることにした。

店長代理　部長と会話中

売上を生み出していくべく、商品の回転率や在庫管理、レイアウトの変更からPOP作成などなど、売上を作るのは販売のみではないことを身をもって知ることになった。
加えて、自分よりも年上の方、先にバイトとして入っていた方に対してどの様に話していくかも考えた。
指示だけ出すのは自分の性分に合ってねぇと思ようたけぇ、「まず自分が行動で示すのが筋じゃ。」と誰よりも販売する様に努力した。

そうこうする内に、バイト仲間との距離が縮まり一緒に売上を作っていこう！って意識を持ってくれた。その結果。
客単価が会社内で全国1位になった。
加えて、売上昨対比が前年より約160％となりイオンモールの店長会にて専門店第1位になった。

この結果をバイト仲間全員で喜んで、これからも頑張って楽しく仕事していこう！って笑いながら話したのは今でも忘れられん光景の1つでもある。と同時に、

自分１人が頑張るのではなくチームが一丸となって行動することによって想像を超える結果を生み出すことができる。

と確信できた。

全力で院試へ！

とまぁ店長代理の業務をこなしながら勉強しょうた。本番までもう残り数日しかねぇ。落ち着くためにとりあえず一服。その後何故大学院に行きたいのかなど原点回帰、自分が将来したいことが叶った時の想像を繰り返してモチベーションを維持しつつ机に向かう。

読んだ本達

あーだこーだ言うてもしょうがねぇけぇ、やるだけのことやっていざ神戸へ。昔から勉強とか座学は苦手じゃったけぇ、学力試験さえ通れば口で生きてきた人間じゃし面談は話でどうにかできる！と思いながら学力試験。
次の日には学力試験の結果が院内の掲示板に張り出され、面接に進める人が分かる。
今回の学力試験、かなり手応えがあったけぇ掲示板も見ずにそのまま面接会場へ。内心合格しとんか不安じゃった。自分の名前が呼ばれた時は不安とは反対の安堵感があった。（この時初めて学力試験に合格しとることを知る。笑）
さて面接。自信しかねかったけど面接の会話の中で「君は研究に向いてない、現場派だ。」と言われて、「座学も研究もしっかりしますよ、現地に行った時に一軒一軒回ってヒアリングして…」て答えたら、

「一軒一軒回るのは効率が悪い。研究だからあくまでサンプルを取り今後どのような施策が必要かを考えるために現地に行く。その場で解決することはできない。」

と。
今考えると、本質的には全く違ったわいの勘違いというかなんというか…なんじゃけど、その時は「え？一人ひとりの人生がかかっとるのにそんな実験みてぇな感じで言うん？」と感じた。だけかと思うたら口に出とった。笑

…結果はもちろん不合格。そりゃ面接の時に「現地の人を実験材料みてぇな感じで言うんじゃねぇ」的なことを言うてしもうたし、そりゃそうかと。
ただ、入りてかったゼミの教授から個人で連絡があった。ちょうどオープンキャンパスで会った時に学生の時作った名刺を渡しとったんじゃけど、わざわざ探してくれて連絡してくれた。
「修士課程を与えることはできんけど、ゼミの中に入って議論しないか」
正直嬉しかった半面、自分が言ったことの真意を読み取ってくれていたことに感謝じゃった。ただ、院に行く目的はJPO制度を利用するために修士課程が必要ってことが主じゃったけぇ、断ることにした。

こうして、わいの院試は終わった。

全力でJOCV（現：JICA海外協力隊）申込！

さて院試が終わって落ち着こうか気持ちの整理をしようかと…思う間もなくバイトで忙しくなる。と同時にJOCVの面接も近くなる。院試付近でJOCVの書類審査は通過しとったけぇ、あとは面接のみじゃった。

自分が現地でしたいこととニーズの整合性を見直したり、現地の慣習、文化、宗教などなど調べてイメージを膨らませとった。

来る面接当日。東京の○○ビルにて面接開始。順番が来るまで椅子に座って待機。の時に社用携帯が鳴って在庫に関する問い合わせ。直ぐに対応して待機部屋に戻ると丁度わいの番でいざ面接へ！

最初に自分が現地でどういう動きを考えているのか話す。その次に今までの経験を話す。経験とイメージが一致していることを話す。
…ここでまた少し問題が。（わいが勝手に屁理屈言うとるだけかもしれん）

「あなたは社会経験が無いから、現地に行っても活動できないでしょ。イメージ通りにいかないことが社会ではたくさんあるんだよ」

はい、ここですいません。「社会人の定義を教えてください。」と。

店長代理として結果も出した。会社内で客単価全国1位にもなった。イオンモールで表彰も受けた。

これって社会経験ではねぇってことなん？そもそも社会人って何？と。

とまぁ院試の時と同じように話してしまい通常の倍の時間を面接官と会話し結果はお察しの通り、不合格。

途方に暮れるってよりも、その制度使わずに他の道を探すことに注力した。

…就職。

注力したが、したんじゃけど、まぁ気持ちの整理ができん状態でずっとバイトしょうて進路のことも考えてねかった。強いて言うんじゃったら
「来年も院試受けて否が応でも教授陣を黙らせてやる。ほいで現場で動き結果を出すことの重要性を教えてやる。」
とかなり上から考えとったかなと。もう7年前のことじゃけぇ言えるけど、まぁ小生意気なガキじゃったんかなと。笑

ただそうこうしょうる内に、2月になっていよいよ来年度からの進路、方針を決めにゃあおえんと思ようたところに、1本の電話が。
「今所属しとる会社に来るか？アメリカで営業経験積んでそのまま米の大学院行ってJPO受ければえぇが」
少し考えたけど、自分がしたいことへの道筋としては申し分ねぇ、しかもメーカーで営業スタイルがB to Bじゃったけぇ、

＜目的＞
①対顧客ではなく対法人で自分の交渉力/政治力は通用するのか

と自分の中で決めた上で、役員面接へ。

そこでもまた少しあって、面接で今まで自分がしてきたこと、会社への期待などなどを話したんじゃけど、
「好き勝手してきたんだね。こんな成績じゃうちは普通採らないよ。」
って言われてさらにそこで癇に障ってな。

「どこの大学に行ったかじゃのうて、大学で何をしてきたかじゃろ」
「成績がえぇのと仕事ができるのは全く別じゃろうが」
「わいには夢があるけぇ、3年で辞める。会社も慈善事業じゃねぇけぇ、わいが必要じゃと思うなら採用してくれ。不要なら切ってくれ。」
「ただ、採用してくれるなら必ず3年以内に業績出す。」
※言葉遣いは…ちゃんと敬語とかは使っとるけぇ、あくまでわいの気持ちベースで書いたけん。笑

話した後に席を立って失礼しますって言うたら、「入社式の説明があるから座ってください」って言われて、あれ？採用？とかよう分からん状況じゃけど話を聞いてそのまま帰宅。

PC開いたら合格通知が。

これで、わいは4月から某メーカーへ就職することになりました。

ってところで、今回はここまで！

最近書けてねかったけど、思い返してみりゃあだいぶ周りの人に心配迷惑かけてきたなって思うのと、応援して支えてくれた人への感謝の気持ちでいっぱいになる。

これから先もわいは自分の「信念」と「覚悟」を持って突き進んでいこうと思う。

この記事を見て少しでも元気になった、何こいつ言うとんじゃろみてぇな気持ちでも何かしらのエネルギーになりゃあえぇなと思うてます。

ってことで、次回！岡山から大阪、三重、東京道中記！

すぃーゆーぬぇくすとぁーいむっ