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理不尽な世の中で、なんのために生きようか。

とんでもないニュースが飛び込んできました。2022年、日本でこんな話を聞くことになるとは思ってもいませんでした。いつも通り始まり、何事も無く過ぎてゆくはずだった2022年7月8日が、悪い意味で2度と忘れられない1日になってしまいました。私がこんな気持ちになったのは11年前のあの日以来です。

私が最も嫌いなものは、理不尽です。道理に合わない事柄が大嫌いです。正当な理由なき行動、他人を踏みにじるような行動、道徳に反する行動、全てです。人間が集団で社会を形成している以上、絶対に踏み込んではならない一線が間違いなくあるはずです。その線を無視する行為が許せない。

今回の事件は間違いなく、その類の行為です。本当に有り得ない。こんなことがあってはいけない。私はそういう意味で、全く現状を受け入れる事が出来ていません。集団のために行動した人間が迎えるべき結末ですか?これが?

元々今週は、何を柱として自分は生きていくのが良いだろうか、という内容を書くつもりでした。そして書き始めたタイミングでとんでもない速報が届き、手が完全に止まってしまいました。果たしてこの内容を書くべきなのかについても、悩みました。

しかしながら私は思うんです。ここで我々が落ち込んでしまって日常生活を停止させてしまうことは、卑劣なテロ行為に屈してしまうことに繋がってしまうのではないだろうか、と。自分自身の歩みを止めてはならない、と。もちろん今回の事件に関して悲しみ、嘆き、怒る事は大切だと思っています。ただこの事件に心を揺さぶられてしまうだけではいけなくて、その思いを胸に抱いて生きる必要があると強く感じます。

理不尽に絶対に負けてはいけないんです。私は負けません。そう改めて考えたので、覚悟を持ってこの気持ちをここに残しておこうと思います。

ここからは元々書くはずだった話を少ししましょう。前進するためには私の生きる軸の話もしておきたいですから。

私自身、自分が恵まれている自覚はあります。小さい頃から海外旅行をした経験がありましたし、ゲーム、旅行、それに限らず興味関心のあるものについては満足のいく環境を常に維持した状態で享受し続けてきました。
それを当たり前だと思ったことは1秒もありませんでしたし、今でも思っていません。これは感謝すべき事でしょう。

そしてそれと同時にそのような生活をしてきてひとつの信念が生まれました。それは全ての事柄に対して真剣に取り組み、楽しむということです。これは前述したような娯楽に限らず、勉強などの所謂やらなければならないようなことも含めてです。

これは少し極論かもしれないのですが、私は人生の全ての行為は暇つぶしだと思っています。なんのために人は生きるのか、なぜ生きるのか。そのような議論は答えは出ません。ただひとつ言えることは、今自分が生きており、それはいつか終わってしまうということです。
そう考えると、娯楽であれ、仕事であれ、勉強であれ、なんであれ人生、日常を1日でも延ばしながら埋めていく、まさに暇つぶしのための行為なんじゃないかと思えてくるんです。産まれて、生きて、間を埋めて、一生を終える。

そのような発想から、私自身娯楽は馬鹿にできない重要な役割を担っている、という考えを持っています。遊んでないで勉強しなさい!とよく言われた人も多いでしょう。世間ではとにかく娯楽というものが程度の低いものとして扱われているように感じてしまいます。私はそうは思いません。むしろ娯楽こそが人生の本質を捉えたものだと考えています。

ただ適当に生きるのは良くないと思うんです。同じ事ばっかりをして、同じように日々を消費してしまう、これは避けたい。様々な事柄を積極的に受けいれ、全てを真剣に取り組んで楽しむ。これこそ生きることなんじゃないでしょうか。

人生をただの暇つぶしであると捉えた上で、それを受け入れて、できるだけ多くのことに向き合い真剣に生きていく。この考えを強く持って私は生きていこうと思っています。ある種ニーチェの考えに通ずるところがあるなと、今書いててふと思いました。

今はあまちゃんの大学4回生ですけど、この考えを変えずに生きていくことが出来るのか、若気の至りとして考え直すのか、どちらにしても楽しみです。後で見返した自分は、どのような言葉をかけてくれるのだろうか。

話は大きく戻りますが、集団のために生きた方が卑劣な行為によって理不尽な最期を迎えました。改めて我々は各個人がなんのために、何を柱として生きるべきなのか、考える必要があるように感じます。私が今回書いたのは、あくまで自分の信念です。これを見た方1人1人が自分なりの考えを持って生きていって頂けたら良いなと思います。

とにかく理不尽に負けない事、これだけは胸に誓いませんか。今回私が最も言いたかったことです。来週からはまた通常通りのどうでも良いnoteを投稿したいと思います。よろしくお願い致します。

最後にはなりましたが、心から哀悼の意を表します。

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