見出し画像

好きな〇〇はなんですか?

教育のためのTOC Advent Calendar 2022  3日目の記事です。
(今現在は12/25)

今回は「TOCfEのロジック・ブランチを使って”ミステリー分析”をしようとしたけど型どおりに分析できないこともあるとわかった話」です。

ちなみに、ツールに関すること以外はあいまいに書いているのでムズムズするかもしれませんがご容赦ください。心身の健康や仕事やコミュニティ活動に関する悩みではなく、個人的な煩悩との付き合い方みたいな話なので気軽に読んでもらえたらなによりです。

あらすじ

私は一時期「あることが気になるけど気にしない自分になる」を頑張っていました。

例えば、好きな本が本棚にあっても本の背表紙が見えないように裏返して手に取らないようにするとか、美味しそうな匂いがしても近寄らずに別のことをするとか、未練まみれの中途半端な頑張り方でした笑

そもそも蓋をしても私の中から消えたりしないことは別件を経験して知っていたのにまた繰り返していました

結果としてシャワーを浴びている時、寝る前、何かを見たり誰かと話したときにふと蓋を開けて出てくる大切なものと1年半くらいチクチクモヤモヤしながら付き合っていました。

ミステリー分析しようとした

あることをやって、思ったより悪い結果になったのには理由がある。その理由を解消すると思ったより悪い結果は起きなくなるので次からうまく行く可能性が高くなる

「子どもの考える力をつける3つの秘密道具: お悩み解決!!にゃんと探偵団」

ミステリー分析のためのかんたん質問集
質問1:問題はなんですか?
質問2:もともと何が起こると期待していましたか?
質問3:それを引き起こすために、どんなことをしましたか?
質問4:実際に起きてしまったことはなんですか?
質問5:何が原因で、思うようにいかなかった結果を引き起こしたのでしょうか?
質問6:この原因を解消するうまい方法はありますか?
質問7:この解消策を実行すると、期待したことが起きそうですか?

「考える力をつける3つの道具」

「もし蓋をするならば、結果として気にならなくなる」はずだったのに
「もし蓋をするならば、結果としてふとした時に顔を出してモヤモヤする」 という結果になっていました。

期待通りになかった理由(緑の箱)を考えてみた

なぜ期待しない結果(ピンクの箱)になってしまったのか考えてみる。自制を続ければいつか無意識に気にならなくなると思い込んでいた(緑の箱)のかもしれない。

次は思い込み(緑の箱)を考慮した上で期待していた結果を引き起こす方法(青い箱)を考えます。

「もし蓋をする かつ ???する ならば、結果として気にならなくなる」さて「?」に入るものは?気にならなくなるためには?・・・・あれ?

そもそもその結果を本当に望んでいた?

分析しようとしてわかること

いざ分析してみよう!と考えてみたら「それって望んでる事かな?」という違和感を感じることができて、期待していることを書く箱に「実は望んでいない事」が入っている場合、それを引き起こすための手段を考えたいと思えないということがわかりました。

これは決してミステリー分析の手順がイケていないという話ではなく、ミステリー分析の手順に当てはめてみて違和感に気がつけたという話です。そして、ミステリー分析に当てはめなくても、CLR(つながりを確認する問いかけ)や話を聞いてくれる友人に話してみたら気づける場合もあったかもしれません。誰にも話さず確認もせず蓋してたわけだけど笑

ここまで読んで「分析するまでもなくわかることだろう」とか「そもそも蓋をせずに向き合ってみればいいのに」とかご意見はあると思います。

蓋をしても解決しないことは知っていいたのに、それでも大切な問題に蓋をしがちなんですね私は。

うまく行かないなと感じたら「もしxxなら結果としてxxになるはず。」と書いてみて「その結果は望んでいる事かな?」を確認して、望んでいる結果ならミステリー分析してみるし、望んでいない結果なら改めて何を望んでいるのかを考えてみるといいかもしれませんね。

TOCfEのロジック・ブランチの”ミステリー分析”を使って分析しようとしたけど”そもそも望んでいないことが書かれていると考えたいと思えないから”型どおりに分析できないこともあるとわかった話」はここまでです。

分析しなくても解消していた

実はこの分析をする前にとっくに蓋を外して解放していました。でも蓋しがちな性分なのでまたうっかり長期でこじらせないようにふりかえってみました。

ちなみに、2022年の抱負は「好きなヒト・コトに素直に行動してみる」でした。好きな人・好きな事・好きな一言をスルーせず絡んでいけ!と自分の背中を押すように時々目に付くところに書いていました。

なぜ蓋を外せたのかもロジック・ブランチで考えてみたけど、きっと「我慢してもメリットがないと感じていた」「素直に反応したほうが楽しい結果が得られそう」「妄想と実際は違うこともある」「自分以外の状況が変化した」など他にも箱はありそうな気もしています。

ネガティブな結果になる理由と何を変えたらポジティブになるか考えた(他にも箱があるかも)

1年半くらいチクチクした結果、それを続けたなくない気持ちも大切にしてあげて勝手に諦めてしまう自分を少し変えてみようと思えたけど、またうっかり蓋をしてしまうかもしれません。でも、こうして書き出して整理したことで自分や友人の頭の隅に「勝手に諦めてない?」という問いが浮かぶようになってその問いに助けてもらいやすくなるといいなと期待しています。

※2つのブランチの緑の箱の位置について気になった方もいるかもしれませんね。私も気になった。今回はそこまで掘り下げずに蓋をします笑

「好きなヒト・コトに素直に行動してみる」

2022年の抱負を「好きなヒト・コトに素直に行動してみる」にしたことで蓋を外しきれたかというと少し怪しいけど、新しいことも新しい関係もできたり、もともとの関係も少し変化したり深まったりした年でした。

例えば、バスデードネーションに友人たちとチャレンジしたり、初めて自分の誕生日を祝ってくれと言ってみたり、定期的に友人たちと語る場をいくつか設けたり、いろんな方にいろんなフィードバックをもらったり、TOCfE未経験の方にじっくりお話を聞かせてもらう体験をしたり、リアルで久しぶりに会う人も初めて会う人も増えたり、セミナーやWS抜きの旅行らしい旅行をしたり、相変わらず雑に混ぜたり、新しいことも久しぶりなことも毎度なこともあった年でした。

気になったことを素直に聞いてみたことで、私に話を聞かせてくれた方の「自分を語る態度」を見ることもできたし、自分が話し手になることで「私が自分を語る態度」も知ることができて関心事も広がりました。

2022年ご一緒したみなさんありがとう、記事を書く機会をくれたさかみちさんありがとう、TOCfEの仲間に誘ってくれた田村さんありがとう。

いろんな色の風船が空に昇っていく絵は私の好きな絵の一つです。好きなものを与えてくれてありがとう。もう一緒に新しい話はできないけど、この風船みたいに思い出せることはたくさんあるし、まだまだ楽しみたいこともたくさんあるからまたいつかお話しましょう笑。

2013年にTOCfEのボランティアに誘ってくれた大切な友人。ありがとう。

好きな〇〇はなんですか?

前述のとおり例のチクチクモヤモヤは済んだ話だったけど、2022年の春ごろに知ったインタビュアという曲の歌詞を聞いて、勝手に諦めてたんだなと自覚できたから今回のブランチが書けたかもしれません。エモイな。

好きな〇〇はなんですか?」と聞いてみたり、聞かれたりしてみたりする機会って意外と少ないかもと思いますが皆さんはいかがですか?もしも好きな〇〇に蓋をしてチラチラ顔を出すことがあるなら、自分勝手に諦めずに懸念を小さくして素直につきあってみたら新しい関係ができるかもしれませんね。まだ間に合うかも!?

ここまで読んでいただきありがとうございました。

おまけ

TOCfEのイベントはNPO主催以外にもたくさん開催されています。ぜひイベントカレンダーを見てみてください。自分で開催しちゃうのもありです!

イベントには参加しずらいけどSNSで相談してみたいとか興味あるかたはこちらのグループを覗いてみてください。
FaceBook 教育のためのTOCオンライン広場(TOCfE)

ミステリー分析のためのかんたん質問集
質問1:問題はなんですか?
質問2:もともと何が起こると期待していましたか?
質問3:それを引き起こすために、どんなことをしましたか?
質問4:実際に起きてしまったことはなんですか?
質問5:何が原因で、思うようにいかなかった結果を引き起こしたのでしょうか?
質問6:この原因を解消するうまい方法はありますか?
質問7:この解消策を実行すると、期待したことが起きそうですか?

「考える力をつける3つの道具」

あることをやって、思ったより悪い結果になったのには理由がある。その理由を解消すると思ったより悪い結果は起きなくなるので次からうまく行く可能性が高くなる

「子どもの考える力をつける3つの秘密道具: お悩み解決!!にゃんと探偵団」

有志と一緒に団体・個人が公開している事例を集めています


アウトプット下手なりに時々書く機会を作っています。息切れしない程度に散漫ぶりを書き出していきたいなと思ってます。いろいろ体験したい!