見出し画像

壁の付箋(note版)

TOC for Education 駅伝 Advent Calendar 2020  2日目の記事です。
※TOC for Educationって何?については、アドベントカレンダーの説明をご覧あれ。

TOCfEやTOCを知ってる人と一緒に何かしてもうまくいくと限らないし、思考ツール使っても解決しないじゃないか!しかも3年も!でも解けたきっかけはTOCfEやTOCのご縁と思考ツールのひとつロジックブランチ(因果関係)でした。という話です。

この話は2017年3月26日のボツネタシンポジウム(新調したPCが仕事放棄したのでスライド無しスピーチ)と、2017年11月18日のここだけ(写真のみだったかな+スピーチ)で発表した事例を2020年12月2日にふりかえりながら書いています。

「個別最適ではなく全体最適、全体の流れをよくしよう」という共通の価値観をもったメンバと一緒にイベントを企画していた時(TOCfEのイベントじゃないです)に、運営メンバの一部と相談して良かれと思って発信したことに対して、それは違う!という反応を返してきた人がいました。

運営メンバの中でもザワついたけど、ひとまずはぼんやり収束。私の中ではなんだか腑に落ちない

そんなときこその思考ツールだろう!
・とにかく書き出す、張り出す、眺める
・はて?これは対立(クラウド)なのか?
・因果関係(ロジックブランチ)なのか?
・つながり見えてこない。
・相手の要望も想像できるけど、つないで受け入れたくない。
・脳みそひとつの限界か?とりあえずそのまま貼っておく。
・考えるのを保留していても、風呂に入る度に思いだす。
・顔が浮かぶ、ふとした発言に謎のくやしさがよみがえる。
・蓋したつもりでも匂ってくる。

このnote投稿を書き終えてから思い出したんですが、これTOCfEの手法ではなくTOC思考プロセスのUDE/DEで書いていたみたい、相手のUDE(望ましくない状況)やDE(望ましい状況)を想定はできるけど、私が受け入れ難くてつなげられなかったんだろうな。とはいえ、TOC思考プロセスでもTOCfEでもひとりでは消化できずに醸していたという点でTOCfEでも解けなった体験としてこのアドベントカレンダーの題材にしてもいいでしょうきっと。

余談だけど、陰陽師の漫画とか映画で、お札を張り付けるじゃないですか?あれってなんで張り付いてるんですかね?糊?付箋?念力?

2014年の春に書いた付箋は強粘着の付箋でもなく、たぶん100均だけど1年たっても2年たっても剥がれない。数枚は生活する中で触れて落ちてきたものもあったけど。よほどの念を込めて貼ったのか。

それから3年、その日が訪れました。

いつものように風呂で「あぁ、また浮かんできたなー」ともやもやに付き合っていたら、ふと「あぁこれ私の課題じゃないね」と思えて、その後、全部はがしました。

(課題の分離って「わたしの課題じゃない」というよりは「自分の課題は別にある」かなと少しアレンジ解釈してます)

今回noteに書き出しながらふりかえってみて気づいたのは、これってたぶん見習いたいと思っていた人とのできごとだったから自分にとって簡単に手放せない悩みだったんだと思う。それが付箋にも籠っていたのかは謎だけど。

この3年の間に何があったのか。

ここから先はお披露目されなかったスライドからそのまま載せます。
※別に撮影お断りするほどでもないけどなんでか撮影禁止マークついていた。

当時、私の周囲にもTOC、TOCfEでは感情が扱われていないのでは?という関心を持っている人が何人かいました。

最近はTOC、TOCfEの話題で感情に関する話題も増えてきましたね、むしろ感情を扱ってる。

当時はその流れで、職場で開催していたTOC周辺の情報共有する昼会でもいろんな話題が出るようになっていました。

TOCに出会う前の2012年6月までは社内の諦め感がなんとかならないもんかといろんな本を読んでうっすら理解していた状態で「あるべき論」みたいなものを固めつついたたけど、TOC、TOCfE界隈のひとたちと関わっていて行く中で自分の中にあった知識が深まったり、新しい知識に出会う機会が増えました。それは皆さんそれぞれの関心事が多様でその関心事とTOCを組み合わせて利用していたり、利用しようとしていたからだと思います。きっと、自分のメインのフィールドでの問題解決やビジョンの実現のための道具として役立ててはいたけど、その道具をいかに使いこなすかもしくは無意識に発動するほどまで極められるかどうかは、自分も含めてユーザーとしてはあまり重要ではなかったんだろうな。だから根っからのTOC思考な人なんてめったにいないしかといってTOCマシーンみたいにそれだけに染まる必要もなくて、向こう側が透けるようなかつら剥きができなくても、その工程や組み合わせる食材を味わって楽しめればいい。(夜中に暴論書いてるかな)

たとえばかつら剥きを代行してくれるとか、個人のDIYで使う木材カットするのを請け負うとかいうお仕事なら、その道具の専門家として使いこなす技も華麗に付箋を書いて貼るスキルも重要かもしれないけど

今回の「壁の付箋」に関して重要だったのは、大切な問題をしっかり成仏させられたこと。

だから3年前はなぜうまくいかなかったのか、なぜ解決しなかったのかは深掘りしません。きっと「ちゃんとTOCやってないから解けないんだ」という声もあるかもしれませんね。当時ちゃんとやってたら解けたかもしれない、でも、きっと、そもそも相手と向き合いたいと思えてなかったんだろうな。今回はこれ以上はふれていませんが、機会があればそのうち。

今回はそれらしい理屈をつけて解放して楽になったのではなく、ちゃんと成仏できてる。
アドラー心理学の「課題の分離」とNVC(非暴力コミュニケーション)やオープンダイアローグ(治療的介入)の「問いかけて観察する」ことが自分の中にあったから解くことができたと思う。さらに、ちゃんと腹落ちできた。腑に落ちたのは、それらが自分の中でロジックブランチ(因果関係)としてつながって、筋も通っていたから。だからきっとまたその人とご一緒することがあっても引きずることなく気分よく関われると思えています。

今回はここまで。

ぼんやりしていて説明不足かな?もしかすると、アドベントカレンダーおかわりするかもしれなせん。「ぼんやり知っていたアドラー心理学がブランチで腑に落ちた話」「心理的に理解できなかった相手とまた一緒になっても楽しめると思えるのはなぜか」「手法知ってても結局、相手のことすべてはわからし自分のことも相手に伝わってなんかいない」といった話など。お楽しみに(?)。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

アドベントカレンダー「自分も書いてみたい!」というかた、ぜひエントリーしてみてください。カレンダー主のsakashitaさんと一緒に楽しみましょう。

TOC思考プロセスは「ザ・ゴール2」の小説やコミック以外にも勉強会やセミナーなどのイベントもあります。改まって思考プロセス掲げてないこともあるので見つけにくいかもですが。いろいろあります。相性いい場や機会に出会えるといいですね。

こんなイベントカレンダーもあります。1つめがTOC全般、2つめTOCfEだけ


TOC関係ないけど、この記事も興味深いです。課題の分離とまでいかずとも過去をかえてみる方法。人の解釈は「かたくな」なこともあるけど「しなやか」になることもありますね。

#TOCfE
#過去のグダグダを供養する
#蓋をしがちな性分

アウトプット下手なりに時々書く機会を作っています。息切れしない程度に散漫ぶりを書き出していきたいなと思ってます。いろいろ体験したい!