能代工業改名に見る、ブランド意識の欠如。
いやー、ビックリしましたね。ヤッパリこの程度か…と思いましたから。
なぜ変えるんでしょうかね?こういうトコ見ても、伝統とか結局関係なくて
自分たちにとっての今の良しあし
しか見てないんだろうな…とガッカリします。
本当に伝統を維持するとか、継承するとか考えているならまず!改名なんてしませんよ。というのも、能代工が弱くなったのは仕方ないにせよ、めちゃくちゃ荒れてどうしようもないとか、イメージを著しく悪くさせたとかないんだし。実際、元バスケ部員として見ても、能代工に対するイメージって全然悪化してなかったんだしさ。
それに、最近のニュースで能代工が強豪校として復活するために…という内容も読んでたし。そんな中で、改名するって意味が解らない。能代だけが校名に残っても、
どこだ?
と思われるよ?(苦笑)
学校を統廃合する時だけでなく、自治体においての合併に際しても名前ってもめる要素だっていうのはわかる。が、失礼を承知で言うとこれは完全に間違ってマスよ。それは以下の通り。
① 能代工は全国区の知名度、相手の高校は全国レベルという事はない
② 少子高齢化の今、県内からの出願者だけでやっていけないのは明白
③ 長い目で見たら能代(秋田)での人口増を見込んでいないとダメ
④ それなのに、ゼロからの知名度に等しい名前にして莫大なコストがかかる
⑤ 宣伝効果、という点については行政など公は余りにも鈍感すぎる
思いつくだけでもこれ程問題点がスラスラ出てくるのに、こういう愚にもつかないことをするんだからね…。
おそらくだけど、議会や決定権を握ってる人たちは今の出願者数とか、現在からだけで判断・想像してるんだろうなと思う。だから、能代工のブランドが無くなった状態で、どの位減るのか?と言ったシュミレーションはしてないんじゃないかな。この後数字が出て、騒ぎ始めるよコレ。
いち個人としては全然関係ないんだけど、元バスケ部員としてもこれはちょっと看過できなかった。スラムダンクでも題材になったのってファンならすぐピンと来たわけだしね。当時の私でさえ、能代工のことはうっすら分かったし。今だってまだまだ価値は十二分に残っているはず…なのにねぇ。
予言するようだけど、考えられるシナリオは三つくらいある。
1 能代工の名前を残す(ベストエンド)
2 通称として残す様な校名にする(能代工業●●高等学校=略して能代工)
3 そのまま現在挙がってる名前にしちゃう
この中で現在は3に向かっている訳ですが…。3にした場合、おそらく
名前変えた
→批判殺到
→出願者減(バスケがらみも含む)
→議会でやり玉に挙がる
→決めたメンツがあるのでビミョーな決着を図る
の流れになるんじゃないかと。どっちにしても誰もハッピーにはなれない結末なんだけどね…。
校名変更の理由は無視している訳じゃないですよ。実際、リサーチして統合相手の学科を見たら工業とだけうっちゃうと問題あるし。だったら個人的にはやはり
能代工+●●
に最低限した方が良くないか?とは思う。
それに生徒たちだって、相手校の人たちが自分たちの校名についてどの位こだわりや愛着があるのかわからんやん?聞いてみたらいいのに、OBとかそっちの方を優先しちゃってるんじゃないかな。高校生は選挙権をほとんど持てないから子ども扱い、みたいでここもしょぼいなーと思うし。
その辺は想像の域を出ませんが、大人、なおかつ一部の人たちの思惑だけで決まってしまうようで残念ですね。校名もブランドだから、伝統を守る中に校名も含まれる。なのに、アッサリと捨てようとするんだから。もう一度となっても、一度捨てたらもう同じようにな出来ないんだよ?もったいないなぁ。
いぢょー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?