#32 離島の暮らし便り「秋の大掃除〜パートナーシップの話とか〜」

ツクツクボウシと鈴虫の賑やかな声が、

裏山から秋の夜風にのって聞こえてきます。

いつの間にか季節は秋に変わり始めているようですね。

先日、家の大掃除をしました。

と、言うのも…実は湿気でカビが大発生してしまい、

冬物や趣味の物を置いているスペースがやられてしまったのです。

ブーツやスリッパ、旦那さんのテニスラケットのカバー、それを収納していたカラーボックスなんかが2〜3日見ないうちにカビだらけに…。

物置スペースと化していたその一帯は、

「片付けなきゃ、片付けなきゃ。」と思いながらもそのままになっていたので、

この機会にラックやボックスを買い揃えて整理整頓することにしたのです。

カビでどうしようもないものは処分し、いけそうなものは洗い、

大量のルアーや釣りのパーツや道具を整理してカゴに収め、
(これが一番大変だった…汗)

ゴルフバッグやテニス道具や諸々のストック類は全て棚に収納。

3日間かけてだいぶスッキリとした空間に生まれ変わりました。

家の一部がスッキリすると、全体としてもスッキリ感じられるから不思議です。

趣味のスペースは、キッチンの後ろにあるのですが、

料理をしていても背後に感じる空気が違うというか、

すっと整っている感じがするのです。

おかげで、ここ数日はとても心地よい気分で過ごせています。

共同生活をすると、相手の荷物との微妙な距離感ってありませんか？

無闇矢鱈に触ったり、移動させたりしちゃいけないような。。

「片付けて」と言えば済む話ですが、、

仕事で忙しそうだし、別に今やらなくても大丈夫だから、そのまま放っておいてるけど、正直なんか気になる…みたいな。笑

でも、一緒に住み始めてもうすぐ1年。

今回半ば強制的に1つの空間を2人で片付けたことによって、

より今の家が2人の家なのだと実感出来たし、

パートナーシップって、結局はこういった2人共通の小さな問題を一緒に解決していく、

その過程にあるんだよなぁと感じました。

「ここにこういう棚を置こうと思うんだけどどう思う？」とか話し合ったり、

「これ捨てていい？」って聞いてみたり、

家具の組み立てを間違えて一緒にイライラしたりとかね笑。

結果、「雨降って地固まってよかったね。」と。

ホットコーヒーで乾杯しました笑。

これからも、全てのことについてそう思えるように、

一つ一つ積み上げていきたいなぁと改めて😌

令和三年九月九日

真夜中に栗のケーキが焼けるのを待ちながら。

たけのこめばる