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確実性を重視するならベタを選ぶ

3月は別れの季節。自分の職場でも人事異動があり、来月から一緒に働けなくなる方がいます。

お世話になった方には心ばかりの贈り物をするのですが、選ぶのは基本的にお菓子。甘いものが苦手じゃない限り困るものでもないし、食べればなくなるので場所も取らない。確実性の高いギフトです。


お子さんがいる方には、お家で一緒に食べられるお菓子を選びます。

幼稚園や小学生ならデザインも可愛いものを重視。お家で「あっこれウサちゃんだねー」とか言いながら楽しんで食べてもらえれば、選んだ甲斐もあります。

以前も『すみっこぐらし』のお菓子をお渡ししたら「こんなにかわいいものを買うなんて恥ずかし使ったでしょうに……気を使わせてしまってすみません」と変に感動をしていただきました。

いや特に恥ずかしくないんですよ。一人で映画観に行くくらいですから。リラックマショップにも一人で入れますから。全部秘密ですけど。

女性にはゴディバのチョコレートを贈ることが多いです。

高級品に無頓着な自分のイメージも相まって、受け取った方は大抵「ゴディバー!」と少なからずテンションを上げていただけます。ありがたや。

色々と送別の贈り物を重ねるうちに分かったことがあります。それは「なんだかんだ見た目のインパクトが強いプレゼントがいい」ということ。

もちろん有名店は他にもたくさんありますし、美味しいお菓子もいっぱいあります。目を奪うような外見のお菓子もしかり。

しかし……やはりゴディバは抜群なのです。

純白の紙袋に箔押しでGODIVAの文字は伊達じゃない。差し出した時の相手は一様に「えっマジで!?」と目を見開く。多くの方々がブランドイメージを高く評価している証拠です。

みなさん気を使ってくれただけかもしれませんが……真実だと仮定して。

だからこそ高い確率でいろんな人に喜んでもらえる。少しの量でも驚いてもらえる。送る方にとっては信頼度の高い選択肢です。

「ありきたり」「無難すぎて逆に選ばない」なんてご意見もあるようですが、今回は送別品での話。無難が一番だし、綺麗なお別れができます。これが大切な人へのプレゼントなら別ですけどね。

よくある手段――ベタは消極的と思われる一方、重宝されている手段とも考えられます。現在までに多くの人がその手段を選択をし、そして今なお選択肢として残っている。よくない方法ならどこかで消えているでしょう。

確実性が大切ならベッタベタでもベタを選ぶのがbetterです。


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