素晴らしきゲーム音楽の世界[8]LIVE A LIVE(ライブ・ア・ライブ)
今回はスーパーファミコン用ソフトで発売された『LIVE A LIVE』のゲーム音楽についてお話します。
本作は7つの異なる時代で巻き起こるシナリオを、好きな順番で遊ぶロールプレイングゲームです。各シナリオのキャラクターデザインを別々の漫画家さんが担当したことも話題になりました。
原始編は会話が一切ない。西部編は罠を使って町を防衛。現代編は1対1のバトルで技を盗む。SF編はストーリー重視。幕末編は城に潜入し要人を救出する。功夫編は弟子を育成。近未来編は超能力を駆使して進む。
シナリオはどれも個性的で、違うゲームを遊んでいるようです。
すべてのシナリオをクリアすると8つ目が出現。それをクリアしたとき「そんなことある!?」と驚く展開が待ち受けます。そこからが本番ですね。
やりこみ要素も盛りだくさんで、自分は5回ほどクリアしました。何度やっても面白い作品です。2020年3月現在は、Wii UとNewニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで購入できます。気が向いたら遊んでみてください。
YouTube-ライブ・ア・ライブ ダイジェスト映像より
自分が持っているサウンドトラックは再販されたバージョン。数年前に東京ゲームショウへ行ったときに買いました。探していたので即買いです。
YouTube-ライブ・ア・ライブ オリジナル・サウンドトラック【再発売】より
本作のBGMはスクウェア作品でお馴染みの下村陽子さんが手がけています。下村さんはすごい人だなと思ったのが、1曲をアレンジして7つのシナリオを表現していること。
SF風、時代劇風、西部風などなど……音楽だけでその時代を想起させる曲調なのに、よく聴くと全部同じ曲なんですよ。これってすごくないですか?
音楽知識はド素人なので技術面の話は分かりません。それでも本作のBGMを作った人が素晴らしい方だということは、音楽を通して感じられます。
2019年はゲームが発売されてから25周年。未だに根強いゲームファンが多いおかげか、去年の夏に新宿でライブが行われたんです。
ゲーム音楽の生演奏を聴いたのは初めてでしたが……最高の一言です! めちゃめちゃテンション上がりまくりの熱い2時間でした!
ほぼすべての曲を演奏してくれたと思います。個人的には『PSYCHOで夜露死苦!!』のエレキギターとサックスがたまらなくかっこよかったですね。あと名曲『MEGALOMANIA』の生演奏は想像以上に盛り上がりました。
下村さんや時田さん(スクウェア・エニックスのクリエイターさん、FFの制作に関わった方)にもお会いできたし、西部編BGMの生演奏のために口笛の世界チャンピオンYOKOさんをお呼びしたのにはびっくり。
とにかく豪華で、チケット代以上の価値ある時間を過ごせました。機会があればまた、好きなゲームのライブに行ってみたいものです。
やっぱりゲーム音楽って素晴らしい!
頂戴したサポートは今後の創作活動の資金として使用させていただきます。 より楽しんでいただける文章や作品作りを目指しますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。