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映画感想文「アポロ13」─仕事は『仲間』の存在を忘れてはいけない
こんにちは。Webライターのたけちです。
今回、トム・ハンクス主演の映画「アポロ13」を観ました。
この作品は、月面着陸をめざす宇宙船「アポロ13号」で実際に発生した「有人宇宙飛行史上もっとも深刻な事故」をもとに作られた、パニック映画です。
僕はこの作品を観て「仕事は絶対に『仲間』の存在を忘れてはいけない」と感じました。
◆即席チームの結成
アポロ13号のクルーに内定したジム、フレッド、ケンの3人は、夢の月面着陸に向けて、日々きびしいトレーングを積んでいました。
そして、長い期間にわたって苦楽を共にしてきた彼らの間には、まるで幼馴なじみや熟年夫婦のような「信頼感」が芽生えていました。
しかし、打ち上げの2日前、ケンに「風疹の疑いあり」という診断が下されます。
突然の知らせに戸惑う船長のジムでしたが、病気の疑いがあるクルーを宇宙船に乗せるわけにはいきません。
万が一、宇宙船の中で全員が病気に感染してしまっては、大惨事を招きかねないからです。
そこで、ジムは「ジャック」という別の乗組員を、ケンの代わりに選出します。
もちろん、信頼のおける操縦士だったケンを失うのは、大きな痛手。
だけど、月面着陸というチームの夢を叶えるため、ジャックは苦渋の決断を下しました。
◆不安の中での船出
このとき、船長のジムや乗組員のフレッドは、さぞ不安だっただろうと思います。
なにしろ、出発2日前というギリギリのタイミングで、もっとも信頼のおける仲間を失ってしまったのですから。
しかも、「新入り」のジャックは、訓練不足で操縦ミスばかり…。
本作品では、ジムが機内に設置された「中止ボタン」に何度か視線を向けるシーンがあります。
このシーンを見て、「きっとジムは大きな不安を感じているんだろうな…」と感じました。
いくら「俺は月に行く!」という大きな夢があるとはいえ、即席で作った連携もままならないチームなわけですから、決行を躊躇しても仕方ないことなのかもしれません。
だって、クルー全員の命がかかっているわけですから。
◆不慮の事故と仲間割れ
嫌な予感というものは不思議と当たるもので、アポロ13号は不慮の事故で機体が損傷し、クルー全員の命が危機にさらされることになります。
その発端となったのは、ジャックが行なった「ある操作」でした。
「計器はちゃんと確認したのか!?」と、ジャックを責め立てるフレッド。
そして、理不尽に責めらることに腹を立てたジャックは「俺は指示に従っただけだ!」と応戦します。
ついに仲間割れを始めた2人でしたが、船長のジムは「仲間割れして死ぬより、生きる方法を考えろ!」と、2人を叱りつけました。
仕事でもプライベートでも、何か問題があったときに「犯人探し」をするのは、生産性がありません。
たとえ犯人が見つかったところで、なにも問題は解決しないからです。
問題が発生したときに取るべき正しい行動は、ジムが言うように「いま自分たちにできることは何か?」を考えることです。
そんなジムの姿は、僕にとって「理想のリーダー像」に見えました。
◆仕事は「仲間」の存在を忘れてはいけない
ジムの言葉を聞いて「仲間割れをしていても何も解決しない」と悟ったジャックとフレッドは、無事に地球へ生還するため、協力をはじめます。
そして、地球から見守るNASAの従業員たちも、不眠不休で解決策を考えました。
まさにチーム一丸となって、アポロ13の問題解決に取り組んだのです。
仕事というのは、時に「仲間」の存在を忘れがちです。
多忙な業務に追われていると、まるで一人で仕事をしているような錯覚に陥ってしまうからです。
だけど、一人で完結できる仕事というのは、あまり多くはありません。
僕は個人で「Webライター」というお仕事をさせていただいてますが、決して一人で作品を完成させているわけではないのです。
ディレクターさん、記事チェックをしてくれる人、記事をWeb上に公開してくれる人、などなど。
僕が見えていないところで、たくさんの「仲間」が関わってくれています。
だからこそ、そんな「仲間」に敬意を払いつつ、「みんなで一つの作品を作っているんだ」という意識を忘れないでいたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*)!
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