タケナカリー/竹中直己

Chance The Curry Inc. 代表。カレー活動家。カレー三兄弟の三男。好…

タケナカリー/竹中直己

Chance The Curry Inc. 代表。カレー活動家。カレー三兄弟の三男。好きな概念はカレーです。

マガジン

  • タケナカリーの気づき。

    タケナカリーの気づきをコラムとしてまとめています。ジャメブの目線を大切に。カレーに興味がなくても面白いんじゃないでしょうか。

  • 青木はスパイス

    青木真也という人は、つくづくスパイスだと思います。刺激的という意味もありますが、青木さんには他ジャンルの専門家達と上手に「混ざる」ことによって相手も自分も相乗的にアップ(青木さん用語)させていく力がある。これはスパイスと一緒です。「混ざる」ことによってより良くなっていく。良いカレーはそうして作られます。この連載では「混ざる」を意識しつつ、青木さんと僕とでカレーを食べながら青木さんの視点を記録していきます。願わくば読者の皆さんもカレーを食べながらお楽しみ下さい。

  • カレー三兄弟のもぐもぐ自由研究

    podcast「カレー三兄弟のもぐもぐ自由研究」のnote記事をまとめております! レシピもあるので是非!

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    世界初のカレーSF小説「少し不思議なカレーの物語」

    タケナカリーの初著書。初台・銀座・大森に実在する名店の店主を巻き込んだ、現実と仮想世界がカレーによって混ざり合う物語。【読書コメント】------------------------------------------------------------現実を空想で炒めて未知と煮込む。不可思議なカレーを味わった。この物語が東京の全カレー店を舞台に繰り広げられたら、しばらく住民になってみたい。 ー 水野 仁輔(カレー研究家)虚実という香辛料が入り混じり、渾然一体となって味わい豊かな小宇宙を醸成する、まさにこれは「マサラ小説」……タケナカリーさんにしか書けないよ! ー 宇多丸(RHYMESTER)------------------------------------------------------------是非、世界初のカレーSF小説をお楽しみください。========================================◎出版イベント情報========================================11/15 WED 19:30- 本屋B&B【来店・リアルタイム配信イベント】タケナカリー×水野仁輔「SFカレーファンタジー小説を構成するレシピ」『少し不思議なカレーの物語』(かもめブックス)刊行記念〜〜〜オンライン配信があるので、日本全国どころか世界のカレー好き・本好きな皆さまにご視聴いただけます。カレー研究家・ 水野仁輔さんをゲストに、本作をカレーのレシピに見立て検証していく《 少し不思議なカレー対談 》是非、ご自宅でカレーを食べながらお楽しみください!▼予約はコチラhttps://bb231115a.peatix.com/■書店員の方へ卸販売を行なっております、詳細はこちらhttps://chancecurry.com/contents/14662/
    ¥1,760
    CHANCE THE CURRY
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    FLYING NAAN Tシャツ

    ふわふわのナンを投げて景品をゲットする遊び【ナン投げ】LOVE INDIA2023、CURRY & MUSIC JAPAN 2023、などカレーイベントで大人気だったコンテンツのオフィシャルTシャツ。ナン投げはKIDSやかわいこちゃん達にも人気だったので、Sサイズも作りました。ボディの生地感はザックリとした素材でサラリと着られます。手元に届いた瞬間は首周りが詰まっていると感じると思いますが、着用したりお洗濯するごとに余裕がでて落ち着いてきますので、いい感じに育ててください。---------------------------------・6.0 oz(200g/㎡)オープンエンド18番単・丸胴タイプ・襟ノーステッチ・Pre-Shrunk・肩補強テープ入り・COTTON USA™認証取得【素材】綿100%---------------------------------●本体価格 4,000円(税抜) 
    ¥4,400
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    世界初のカレーSF小説「少し不思議なカレーの物語」

    タケナカリーの初著書。初台・銀座・大森に実在する名店の店主を巻き込んだ、現実と仮想世界がカレーによって混ざり合う物語。【読書コメント】------------------------------------------------------------現実を空想で炒めて未知と煮込む。不可思議なカレーを味わった。この物語が東京の全カレー店を舞台に繰り広げられたら、しばらく住民になってみたい。 ー 水野 仁輔(カレー研究家)虚実という香辛料が入り混じり、渾然一体となって味わい豊かな小宇宙を醸成する、まさにこれは「マサラ小説」……タケナカリーさんにしか書けないよ! ー 宇多丸(RHYMESTER)------------------------------------------------------------是非、世界初のカレーSF小説をお楽しみください。========================================◎出版イベント情報========================================11/15 WED 19:30- 本屋B&B【来店・リアルタイム配信イベント】タケナカリー×水野仁輔「SFカレーファンタジー小説を構成するレシピ」『少し不思議なカレーの物語』(かもめブックス)刊行記念〜〜〜オンライン配信があるので、日本全国どころか世界のカレー好き・本好きな皆さまにご視聴いただけます。カレー研究家・ 水野仁輔さんをゲストに、本作をカレーのレシピに見立て検証していく《 少し不思議なカレー対談 》是非、ご自宅でカレーを食べながらお楽しみください!▼予約はコチラhttps://bb231115a.peatix.com/■書店員の方へ卸販売を行なっております、詳細はこちらhttps://chancecurry.com/contents/14662/
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    ふわふわのナンを投げて景品をゲットする遊び【ナン投げ】LOVE INDIA2023、CURRY & MUSIC JAPAN 2023、などカレーイベントで大人気だったコンテンツのオフィシャルTシャツ。ナン投げはKIDSやかわいこちゃん達にも人気だったので、Sサイズも作りました。ボディの生地感はザックリとした素材でサラリと着られます。手元に届いた瞬間は首周りが詰まっていると感じると思いますが、着用したりお洗濯するごとに余裕がでて落ち着いてきますので、いい感じに育ててください。---------------------------------・6.0 oz(200g/㎡)オープンエンド18番単・丸胴タイプ・襟ノーステッチ・Pre-Shrunk・肩補強テープ入り・COTTON USA™認証取得【素材】綿100%---------------------------------●本体価格 4,000円(税抜) 
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最近の記事

変な小泉先生と、カツカレー。

諸説あるけど、カツカレーは1948年に「銀座スイス」という洋食店で産声を上げたとされる。当時の巨人軍の名選手が「カレーにカツをのせてくれ!」ってお願いしたのが始まりらしい。 この頃の世界は、ガンジーが暗殺されたり、NATOが設立されたり、中華人民共和国が建国宣言したりと、そりゃあもう夢と不安がぐちゃぐちゃに入り混じった激動期だった。っていうか、そもそも戦後3年しか経ってない。 日本人はカツカレーに、そんな時代を生き抜くための強さを求めたのかもしれない。ヒーローが食べている

    • VERMICULARという神器で海南鶏飯を作る。

      VERMICULAR(バーミキュラ)の信徒となりましたタケナカリーです。 FoodTech(フードテック)の潮流って食にこだわりの強い日本じゃあんまり流行らないんじゃないかと高をくくっていたのですが、バーミキュラで炊いたお米を食べて一発で改宗してしまいました。このお米は美味しい。テクノロジーすごい。家電ってすごい。おかげさまで最近はカレー以外のものを作る機会が増えました。 さて。それでは、うちに来たエースのご紹介。 バーミキュラ社の「RICEPOT(ライスポット)」さん

      • 無意味について。

        タモリ倶楽部が終わった。 1982年10月からスタートの長寿番組だった。番組内の「空耳アワー」は歴史的なコンテンツで多くのファンを生んだ。受験生だった当時、ラウドミュージックを好む僕には、尊い深夜の息抜きだった。 タモリの笑いには徹底して意味がない。「笑っていいとも!」にもそういうところがあった。(ちなみに「笑っていいとも!」も放送開始がタモリ倶楽部と4日しか違わないらしい。) そして、先日、坂本龍一が亡くなった。 「教授」の相性を持ち、アカデミー賞、グラミー賞を受賞した

        • 紺と黒について

          朝、着る服を選ぶ時に、気をつけていることがあります。 それは、その日の顔が服に着られていないか、です。 服というのは、その日の顔と合っているかで決めるべきです。 服と相関関係にあるのは、顔。 似合う、似合わないは、スタイルでなく、顔。 似合っていないのではないだろうか?という気持ちが顔に出るから、似合わなくなると思うんです。逆に、自信に満ちた顔で変な格好をする人はかっこいい。 志村も、たけしも、談志も、赤塚も完璧じゃんか、です。 でも、僕には、そういった理解をしてい

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        • あなたはカレーについて少し、わからなくなる。
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          「おいしいごはんが食べられますように」を読んで、カレーを作る。

          最近、「居心地の悪さ」に注目している。この感性を作品に活かすというのは日本人が備え持ったクリエイティビティじゃないだろうか。 最初にこれを感じたのは濱口竜介監督(「ドライブ・マイ・カー」で米アカデミー賞受賞)の「偶然と想像」だ。三本の短編作品。 元カレと付き合う友人を持つ元カノ、教授と生徒とその愛人、20年ぶりに再会してるはずの友人、どれも丁寧に丁寧に、いじわるだったり、いやらしかったり、噛み合わなくなったりして目が離せない。居心地の悪い空間を作っていくのが本当に見事だ。

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          削り出されるその夢が、いつか叶いますように。

          どんな悪食であっても猿の類は喰えないそうだ。知は及ばずとも猿は人間の親類であって、やはり同族を食べることに人間の身体は拒否反応を起こすらしい、カウンターの奥の男はそう言った。 すると、その隣の男が、いやいや俺はジャングルの奥地で猿を喰う部族の話を聞いたことがあるぞとその論を覆す。猿は食えないと主張した男はそれを聞いて、何を言っている?それは未開人の文化であり、私は文明人の話をしているのだ!と譲らない。 未開人とはずいぶん気の利いた言葉が出たもんだ。犬も食わない喧嘩話になっ

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          #2 ”好きなことを仕事にする”ために青木真也が大事にしていることとは。

          カレー活動家・タケナカリーと格闘家・青木真也の対談連載第2回です。 テーマは「遊ぶように仕事するって不安」について。第1回の対談の際に飛び出したこの発言の真意に迫ります。 本日のカレー2回目のカレーはタケナカリー作。夏野菜とヨーグルトのやさしいカレーです。 オクラ、トマト、じゃがいも、さらには「トロなす」という加熱するととろけるように柔らかいなすを使用。日本では珍しいグンドゥチリで香りづけもしています。 格闘技選手は、生き方。お金が欲しいだけなら、違う職業に就いたほう

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          誰かの「食癖」を集めて興奮したいと思った誕生日。

          先日、知人から「スープカレーは、カレーなのにスープだから食べてみようと思わない」というお話を聞きました。その人の中でカレーはどろっとしていないと容認できないわけです。 なんとなく、食に保守的な印象ですね。 でも、本当に食に保守ってあるのでしょうか? この辺を真面目に考えると、そもそも美味しいとは、自分の中でどうやって育っていったのか?という問いに辿り着きます。 いつからお鮨にはわさびを入れたいと思うようになったのか、いつから苦いコーヒーが美味いと思うようになったのか、そ

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          #1 会食はセックスであり、プロレス。青木真也の処世術

          カレー活動家・タケナカリーと格闘家・青木真也の対談連載を始めます。 第1回のテーマは「会食」について。青木真也の会食への挑み方から、彼らしい気遣いを感じる対談となりました。  本日のカレー初回のカレーはタケナカリー作。油を通常の1/3まで減らしたスパイスカレーです。 スパイスとベジブロスを煮出して特殊なスープをつくりカレーの加水に使うことで、油が減ってもさっぱりしすぎない。決めてのスパイスは、クローブとブラックカルダモン! 会食は “受け身をどう取るか” が問われる勝負

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          BBQを憎んでいましたが、雪解けが近いようです。

          僕には端的に嫌いな「食」がある。いや、あった、なのか。とにかく、その対象について、考えを改めるようになった。 その対象とはBBQだ。 少し前の僕はBBQが許せなかった。まず、これでバーベキューと読め、という傲慢さ。気に食わない。BBQと言えば「おどるポンポコリン」のB.B.クイーンズだっているんだぞ。ちなみに「ベイベー!」って言ってるシルクハットのおじさんは近藤房之助さんという方でメチャクチャかっこいいブルースシンガーなんだ。憂歌団木村さんとセッションしてるとりあえずこれ

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          「みんなで食べるごはんは美味しい」って、とっても虚構だと思ってる

          誰かが作ってくれたごはんは美味しい、これは事実。間違いない。特に見返り無く自分のために誰かが作ってくれたごはんは基本的に美味しい。 ここはロジカルに説明できる部分と出来ない部分がある。例えば、自分で作る料理は飽きるということがある。誰かの料理は自分にない手法や癖、または哲学が入り込んでいて、それが美味しさに結びついている。予想できないから美味しいのだ。そこが期待値にも変わる。 安心が美味しいにつながるというのもある。母の味や、馴染みの店の味に該当するようなソウルフードの美

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          ボクたちが求める飲食店はデザインでしょうか?アートでしょうか?

          在り方としての矜持を野暮天かも知れないが残したい。王子駅徒歩1分にある立ち飲み屋「平澤かまぼこ」で僕はそう思った。ここに来たのは初めてだ。練り物屋が経営する立ち飲み屋である。BGMはない。黙々と一人で昼酒とアテを愉しむ。まずは赤星で喉を潤し、手取りはんぺんと厚揚げを。美味い。からしを塗りたくってもう一口。 今度は日本酒の冷に切り替えて蒲鉾を口に運ぶ。今までの蒲鉾はなんだったんだってくらい美味い。鮫が違うのか?甘さに交じるほのかな酸味がわさび醤油に映える。そして、煮こごり。こ

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          過去と未来のカレーの中へ、行ってみたいと思いませんか?

          「カレーとは何か?」は、カレー有識者であれば必ず思考経験がある問いだ。それは、麻婆豆腐はカレーだろうか?とか、スパイスを何種類使っていればカレーなのか?とか、そういう定義めいた話とはちょっと違う。「カレーとは何か?」はカレーであるという定義の探索を内包しつつも、より解釈の範囲が広い。もっと冒険的なのだ。 最初に「カレーとは何か?」と出会ったのは水野仁輔さんの書籍だった。僕はそこから影響を受けている。※ちなみに海原雄山も言っていた。美食倶楽部すごい。 この抽象度の高い質問に

          過去と未来のカレーの中へ、行ってみたいと思いませんか?

          「マツコの知らない世界」に出演するために必要なたった一つのこと。

          運。 コネないから。 あと、出演をゴールにするような人は呼ばれ、ない。

          「マツコの知らない世界」に出演するために必要なたった一つのこと。

          サステナブルな運用と、昆虫アチャールという愉しみについて。

          タケナカリーです。 僕にとって2020年は仕込んでた仕事がぶっ飛んだり、期待してなかった仕事が舞い込んだり、コロナに罹患して退院したのがクリスマスイヴだったりと運気激烈乱高下な一年でしたが、終わってみれば、とても出会いに恵まれた良い年でした。 その中でもキュンキュンしたのは「ANTCICADA(アントシカダ)」との出会い。20代の若き経営者、シェフ達が一眼になって「食は作業ではない、冒険だ。」を掲げ、昆虫食の素晴らしさをお届けする昆虫食レストランです。 めちゃくちゃ気合入

          サステナブルな運用と、昆虫アチャールという愉しみについて。

          シュッとしたいのに、シュッとできない

          先日、3年3ヶ月の準備期間を経てリニューアルオープンした渋谷PARCOに行ってきた。 目的は地下1階のフードフロアだ。「CHAOS KITCHEN(カオスキッチン)」と名付けられいて友達のお店も出店している。フロアの説明、コンセプトは下記のとおり。 普段の僕の生活を知っている人なら御存知でしょうが、この要素だけで絶対に僕は好きになるはずなのだ。この混ざりかた自体がもうカレーじゃん!くらい思った。diskunionもあるとなれば郷愁の地である。何軒かはこの渋谷PARCO出店

          シュッとしたいのに、シュッとできない