Vol.18 教材研究「想像力のスイッチを入れよう」②

 「想像力のスイッチを入れよう」を読めば読むほど、今の自分に足りないところが見えてくる気がします。ここで書くときにも大切にしている、立ち止まって考えることの大切さ、見直すこと、見つめ直すことの大切さについてできていない自分と向き合うきっかけを教材からいただいています。子どもたちが読むためのもの、教えるために読むものと分けて考えてしまわないように、自分自身もこの教材とじっくり対話していきたいです。

想像力とは?スイッチを入れるとは?

 読み深めていくと、自分はこの2つの問いと出会いました。
 筆者の考えを一旦ここで整理しておこうと思います。

 このような思いこみを減らすため、わたしたちは、あたえられた情報を事実の全てだと受け止めるのではなく、頭の中で「想像力のスイッチ」を入れてみることが大切なのである。

6段落

ここには、どんなときにスイッチを入れるのかが書かれています。情報を与えられたときに、まずは『まだ分からないよね。』と考え、一旦立ち止まることを「スイッチを入れる」ということだと捉えました。

 立ち止まり、スイッチを入れることで想像力を働かせていきます。

想像力を働かせながら、一つ一つの言葉について、『事実かな、印象かな。』と考えてみることが大切である。

9段落

 この表現には、印象は混じっていない。だから、これは事実として、監督就任の有力な情報であるように感じられる。だが、ここで、『他の見方もないかな。』と想像してみよう。

11段落

 この2つのような想像力を筆者は「冷静に見直す」と表現していました。立ち止まり、スイッチを入れたあと、一つ一つを丁寧に分解していくことが大切なんだと思いました。

伝えていないことについても想像力を働かせることである。・・・明るいスポットライトの周囲には、必ず、見えない暗がりができる。その暗がりに、『何がかくれているかな。』と想像することも大切だ。

12段落

 これがなかなか難しいですよね。きっと「みる視点を変える」とか、「ちがう考えを見つける」とかになるのかなと思いましたが、なかなか一人でこれをするのは難しそうです。

 なので、想像力を高めるには、じっと見たり、ぐっと聴き込んだり、質問したり、ちがう人の考えを聴いたりする必要がありそうだなと思いました。

あと、なによりもスイッチを入れることが難しいです。筆者は

まずは一度落ち着いて、『まだ分からないよね。』と考える習慣をつけよう。

8段落

と言っていますが、この習慣をつけることがなかなかできません。なにかを聴いたときに即時反応してしまったり、少しわかっただけで納得してしまう自分がいます。

 習慣をつけるためには、少しずつ分解して聴くこと、読むことを意識しておくことが大切なのでしょうか?このあたり自分自身の課題です。

 今日は自分自身の読みについてふりかえりました。明日は実際に単元構想をしていこうと思います。

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