Vol.165 嶋野先生からいただいた言葉
教師1年目のときから毎年嶋野先生とかかわる機会をいただいてきました。学生時代ちゃんと本を読んでこなかったので、むしろ良かったのかもしれませんが、ありのままの嶋野先生と出会うことができました。「素敵な方だなぁ」と、あたたかさのようなものを感じたことを覚えています。
出会って、授業を見ていただき、ご助言をいただく、ということを通してもっと嶋野先生の考えを知りたいと思い、本を読ませていただくようになりました。そこで出会ったたくさんの言葉が今の自分をつくっています。
1年前に書いた↑この記事には嶋野先生の言葉についてそのときの自分が考えたことを書いています。あのとき、ふと立ち止まるきっかけになった「聞き届け」という言葉。この言葉を僕はずっと持ち続けながらここまで子どもたちとかかわり続けてきました。
ただ、ずっとこういうことかなぁとモヤモヤし続けていたんです。だからこそ、ずっと聴いてみたいと思っていました。僕の感覚と嶋野先生の言葉がつながるのかを知りたい気持ちがありました。
よくないかもしれませんが、1年間試行錯誤し続け、捉えた自分の考えとともに、嶋野先生に直接おたずねしてみました。
「聞き届け」というのは、「届ける」ということ。聞いていても「届いていない」と聞けていないんだよ。と。
これを聴いた時に、自分自身の課題である、すぐに解釈してしまうところとつながりました。勝手に「こういうことだ」と決めつけてしまっているんです。
その話もしたら、
そのときに「推理推測」するんだよ。
と教えていただきました。解釈の前に「こういうことかな?」ともっとよく見て考えることが大切なんだと思いました。
「わかった!」「わかっている」「できている」「知っている」そうなりたいと強く思っている自分がいて、それが確かな捉えの邪魔をしているように感じました。
やっぱりまだまだ目の前の子どもたち、人とのかかわりを通して学ぶことを続けていきながらもっと成長していきたいなと思いました。ずっと過程、ずっとつくっていくんだと思っています。
今学ぶ者が有能なり
教育はロマン 教育はときめき
いただいた言葉を大事にしながらこれからも学び続けます。
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