教科書通り…子どもにとって合っているかな? 第88回e-cala cafe

小学2年生算数:かけ算の単元構成について考えました。

教科書の流れでは、
まず、遊園地の各乗り物に乗っている子どもの数を求めるために、「1つ分の数」と「いくつ分」が分かればよいことを子どもたちと共有した後、「1つ分の数」×「いくつ分」=全部の数であるという式を作り、それを「かけ算」ということを子どもたちと共有します。

その後、5の段、2の段、3の段・・・と各段を作り、覚えていくということが繰り返されてるという単元構成になっています。指導書だと、かけ算(1)が20時間、かけ算(2)が18時間、合計38時間扱いの単元になります。

この流れは、子どもたちにとって、本当によりよい単元構成なのでしょうか。
私が子どもだったら、各段を作っていく途中で、「また、同じようなことをするの…」と心が折れてしまう気がします。

「1つ分の数」×「いくつ分」=全部の数になること
さらに、何度も足さなくても、かけ算を覚えると、ぱっと全部の数を求めることができるということを子どもたちと共有して、5の段、2の段を子どもたちと一緒に作っていったら、他の段は、2,3時間かけて、一気に作っていったらどうなのかなと思いました。

全ての段を作り、九九表も完成させたのち、それらを思考の武器として、様々な文章問題について考えていくようにしていったらどうなのかと思いました。

立式した後、図や言葉で解き方を表現することをくり返しながら、「×」ことの意味について理解を深めていくようにしていくことで、各段を作り覚えるという作業的な授業から脱却できるのではないかと思いました。

この単元構成で授業を行っていくと、38時間はかからないかなと思います。半分の時間で終えることができるのではないかなと思いました。

ただ、私自身、2学年の担任をしたことがないので、この学習の流れが2年生の子どもたちの発達段階に合っているかは分かりません。

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