思考途中のたどたどしい考えが大切
私は、国語でもグループ学習を中心に授業を創っています。
初発の感想から出てきた問いを子どもたちと共有しながら、グループで読みを深めていくようにしています。
各グループでの読みの様子を見ながら、共有したいことが出てきたり、読みをより深める問いや子どもたちの読みを揺さぶる問いを提示したりする時に全体に戻します。すぐにグループに戻して、読みを深めていきます。
グループで読みに差が出てくるのでは?という疑問があるかと思いますが、ワールドカフェで各班の読みの交流をしていきます。場合によって、2回くらいワールドカフェを行います。
私が大切にしているのは、思考の外化です。しかも、最終稿ではなく、思考途中のたどたどしい考えの外化です。最終稿の意見の出し合いは、既に自己解決できているため、他者の意見を求めることをしません。
私にとって、全員参加というのは、途中思考のたどたどしい考えを聴き合い、個々人の学びを深めていくということです。途中思考のたどたどしい考えは、フォーマルな場で発言することは勇気が必要になります。間違っているかもしれないという心情があるからです。だから、インフォーマルな場を作ります。それがグループです。同時多発的に聴き合い学習が行われれば、自然とその場はインフォーマルになります。
子ども主体の授業を創っていくためには、単元計画も1時間1時間で区切るのではなく、単元全体で読みの問いを設定していくことが大切だと思います。教師が読む順番を決めていくのではなく、子どもたちの読みの様子に合わせて、読みの問いを臨機応変に変えていくことが教師に求められるのではないかと思います。
#教育 #授業 #子ども #小学校 #e -cala cafe #国語