見出し画像

アランの幸福論を読んでみて


アラン 幸福論 

アランの幸福論を読んだので私なりの感想を書いてみたいと思います。

世の中に幸福論は色々と出版されていますが、ヒルティ、ラッセル、アランの幸福論が3大古典と言われています。
その中でアランの幸福論は芸術性の高い古典と言われていて、具体的に書いてあり読みやすいので現代まで読み継がれています。

私も無理なく読むことができました。

幸福になるにはお金が大切とも言われています。

経済的なゆとりもある程度までは幸福と関係しているようですが、それ以上は幸福を感じる幸福感の上昇にはあまり関係がないようです。

私は幸福を感じられるほど経済的なゆとりになったことはありませんが…。

それよりも幸せになるには幸せになろうとする意志が大切であり幸せのなると決めたのなら、それに対して全力で頑張ってみようと言っています。

アランは幸福になる上で、幸福論の中でネガティブな感情とどう付き合っていくかを問題にしています。
そして健康的な生活と礼儀や態度が大切だと言っています。人間の心は外見や行動に現れます。

人間は自然に生きていると不幸になるので積極的に幸福になる行動をしなければいけません。

そして幸福を阻害するのは感情であり、目の前にあることをコツコツと地道に頑張りなさいと言っています。

このネガティブな感情のことを情念といい、不安や恐怖などがあります。

この不安や恐怖などの情念に囚われてしまうと色々な想像をしてしまい、その思考から抜け出せなくなってしまいます。

私も、昨日のことを考えたり、明日のことを心配することがたくさんあります。

そして、自分で自分に「悲しい」「苦しい」とマイナスな言葉を投げかけています。
これが頭の中でループしてしまい、そうするうちに身動きができなくなってしまいます。
そうなる前に不安や恐怖の原因を探ることが大切だと言っています。
そして、原因を探っていったら頭を使って感情をコントロールするのではなく、行動でコントロールすることが大切だと言っています。
過去や明日のことを考えるのは一旦やめて体を動かすことに集中しましょう。
体さえ動いてしまえば、人間は一つのことしか考えられないので、不安や恐怖の影に怯えることが減っていきます。
人間関係が悩みなのだったら、それが関わらなければいけないの人であれば、礼儀を尽くしましょう。

自分で自分がコントロールできていると実感していくと幸福感が増していきます。
少しでも行動することができたなら自分を褒めてみましょう。
一足飛びに幸せになることはできません。

幸せになると決めて、そのために少しの努力をしてみましょう。
幸せになったら笑うでは、いつまで経っても笑えません。
自分に尽くしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?