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Like a radio program…#4

 さぁ、じゃあ、ドンドン紹介していきましょう。

次は2001年にリリースされたLITTLE TEMPOのアルバム、「KEDACO SOUNDS」、です。

これはもう見た瞬間とりあえずジャケ買い、でしたね。青と黄色の感じがとても夏っぽくてイイんです。

当時、渋谷のセンター街に入ってすぐのところにあったHMVに毎週のように通っては何かしら音源を買ってたんですけど、

店内は1Fがオールジャンルの新譜全般、2Fから上が各階ジャンル別に分かれてる感じで、

で、たしか、2Fはロックでもジャズでもクラッシックでもない、その頃よく使われていた言葉で言うところの"クラブ・ミュージック"的なフロアで、雑誌の「remix」とかで紹介されていたような音楽がいっぱいあって、自分は特に1999年から2001年頃にかけてそういう音楽をむさぼるように買い漁ってたので、そんな中で出会った1枚、です。

 7曲目にはDRY & HEAVYのリクル・マイさんが、他の曲にも同じくDRY & HEAVYのダブ・エンジニア、内田直之さんが参加されていたりしますが、

まぁとにかく、スティール・パンの、あの独特の緩やかで美しい音色と、ほどよく肩の力が抜けた感じのユルいテンポのダブのリズムが、なんとも気持ちいいんですよね…。
特に2曲目。

宮古島か石垣島辺りのホテルのプールサイドで、真っ黒に日焼けしそうな日の光を浴びつつトロピカルアイスティーを飲みながら聴いても気持ちいいし、夏の暑い夜に吉祥寺か下北沢あたりのカジュアルなお店の店外席で、若者とオジさんの声がガヤガヤと入り乱れる中、串カツを頬張りながらふと耳にしても気持ちいい、

そんなスティール・パンとダブの、ゆるやかで心地よい魅力がしみじみと心に沁みいる、そんな感じのアルバムなんです。

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