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映画初期の好きな小話2つ

○リュミエール兄弟の「ラ・シオタ駅への列車の到着」を観た人々はパニックになり逃げ惑ったらしい

「シネマトグラフ」、映像という技法・新しい表現を形にしたリュミエール兄弟。映画の父と呼ばれる存在です。

自分たちが経営する工場の入り口の撮影を端緒とし、そこから全世界に撮影者を派遣し様々な貴重な映像を残しています。日本にも来ています。

「ラ・シオタ駅への列車の到着」ですが駅に列車が到着する様子を撮影したもの。現代なら何てことのない映像ですが、当時はじめて映像を観た観客は大パニックに陥ったそうです。(大げさに表現しただけという説もありますが)

映像という概念がない所に、列車が目の前に迫ってくるんですもの、怖いです。当時の人々には目の前にあるのに実体はペラペラの布という映像は魔法のように映ったのかもしれません。

現代だとVRですかね?でも前知識があるから そこまで純粋な反応はできない気がします。

○ジョルジュメリエスの作った「月世界旅行」の海賊版で一儲けしたエジソンさん

ジョルジュメリエスはSFX(特殊効果)映画の創始者と呼ばれる存在で、「月世界旅行」は大ヒットしました。

アメリカで映画のあらゆる権利を牛耳っていた発明王エジソンさんは「月世界旅行」を違法コピーしてアメリカで上映し一儲け。顔がカメラの人がサイレン鳴らしながら現れますね。

メリエスも権利を守るために会社を設立したりしたようです。

エジソンさんの権利会社の締め付けに耐えられなかったアメリカの映画制作者たちが逃れた先が当時田舎のハリウッドだったとか。

エジソンさんは伝記でよく読まれる綺麗なエジソンより、人としてどうなん?ってエピのほうが面白いので、ぜひトーマスエジソン ダークサイド集を学校に置いていただきたいものです。

ロケット刺さった月の顔がひどすぎる

旅行先をもっと大事にしてあげて!


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つけヒゲに憧れているのでつけヒゲ資金に充てたいです。購入の暁には最高のつけヒゲ写真を撮る所存です。