見出し画像

風景印さんぽ#9 四国編③ 大歩危峡を満喫する。(徳島県三好市)

四国の旅3日目。
高松駅から予讃線多度津経由で、特急南風にて土讃線。
阿波池田を過ぎてしばらくすると、吉野川の渓谷沿いを走る。

九十九折り。登ってみたい自転車で🚲

高松駅から多度津乗り換えで1時間半。四国山地の真っ只中、大歩危駅に到着だ。「おおぼけ」と読みます。(一つ前の駅は小歩危駅)

山に家が張り付いているような険しいとこ。

まずは大歩危峡遊覧船。

大歩危峡のある祖谷(いや)地域といえば、「祖谷のかずら橋」とか「小便小僧」。今回レンタカーは借りられず、バスも便が無い、という事で今回はパス。(35年前に一度行った事あり。かずら橋、怖かったー)
大歩危峡周辺を満喫する事にした。まずは、「大歩危峡遊覧船」。
今夜の宿「峡谷の湯宿 大歩危峡まんなか」さんに駅まで迎えに来てもらって
乗り場であるレストラン大歩危峡に送ってもらう。(同経営)
店内の入場券売り場で、大人一人1500円を払って入場。
今日は団体さんで賑わっている。インドネシアからの団体さんもいるようだ。

峡谷の遊覧船乗り場まで降りていく。
鯉も泳いでる
この救命胴衣を腰に巻きます。旅のお供は、JR四国のキャラ「でんちゃくん」
エンジン付きの遊覧船、船頭さん一人。遊覧にれっつごー

乗り場付近は急流だけど、さすがに航路は割と穏やかな所を行くのでスリル感はない。
快適快適。

鵜くんが一休みしてる。

小歩危峡の手前で折り返して30分の遊覧。
快適なのでおすすめですよー。

おぼけ処 歩危マートで「ザ・地場産(じーばーさん)を食らう

荷物は宿に送ってもらって、大歩危駅まで歩いて戻る事にする。徒歩20分くらいかな。
大歩危駅に来たら、是非寄りたかったお店でお昼ご飯。
その名も「歩危マート(ぼけまーと)」。この地区唯一のお店。
店内はこぢんまりとしてて、少人数しか座れないんだけどこの日は空いてて良かった。

インパクトつよっ。お向かいに本店。
名物祖谷そば500円。お蕎麦のおばちゃんが作るシンプルさが美味しい。
左、雲海汁。右、ぼけあげ。
このお揚げを焼いたのは、私ら夫婦の大好物。
これが食べたかったのよー。
ぼけあげ、好きすぎてお土産にしました。
1枚270円。デカっ。座布団か。
(持って帰るの大変でした)

このお店は本店は地元スーパー。おじちゃんが今夜のおかずを買いに来たりしてます。
でも観光にも力を入れていて、ウェブサイトも面白い。
↓リンクボタンもボケてるw

四国まんなか千年ものがたりをお見送りする。

祖谷の「地場産(じーばーさん)」を満喫して、大歩危駅に戻る。
ちょうど、JR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」が入線中。
駅の改札口で、車両の写真を撮っていると

ホーム上の「お見送り隊」のおばちゃんが、仕切りにこっちに手招きしてる。
「えっ?私?」周りには誰もいない。
おばちゃんはめちゃくちゃ手招きを続ける。
「あなた!あなたこっち来て、一緒にお見送りして!」
…との事で、請われるままにホームに向かい、「お見送り隊」の襷をかけて
おばちゃん達と一緒に車内に手を振るw 太鼓のリズムに合わせてノリノリで。

このおばちゃん、さっきの歩危マートの名物女将さんだった。
地元に請われて、観光宣伝隊として観光列車の歓迎お見送りをしてるんだって。
お見送りの人数が少なくて寂しいから、その辺にいる人を誰でも引っ張り込んでいるらしい。
即席大歩危観光宣伝隊。楽しかったよ。

大歩危郵便局、風景印

紅葉の時期はもっといいんだろうな。


今回泊まったお宿は「渓谷の湯宿 ホテル大歩危峡まんなか」
山の中のお宿にしては、色々な設備が都会のホテル並みでびっくりでした。
また、外国人のお客さんが結構いらしてて、彼らの情報取得能力にもびっくり。

部屋から窓の下
窓一面の緑緑緑🟢🟢🟢

山の中、渓谷沿いの一軒宿。夜、ゴーゴーと流れる川の音と、
川向こうを走る土讃線列車の赤いテールランプに
旅情を掻き立てられた一夜でした。

明日は帰るよ九州に。


この記事が参加している募集

休日フォトアルバム

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?