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主にWebサービスやアプリなどのデジタルプロダクトを作って暮らしています その中で経験したこと、学んだことを忘れないように書き留めていきます つくったもの: FRIL(現ラクマ) https://fril.jp ANGEL PORT https://angl.jp

マガジン

  • 小さな魔法の作り方

    Webサービスやモバイルアプリのプロダクトマネジメント・デザイン・組織づくりについて個人的な経験に基づく考えを記していきます。

最近の記事

#100日後に国際カンファレンス登壇するアラフォー英語初心者 の話

先に断っておくとこれは「ギターを弾けない僕が文化祭で演奏するまで」みたいな話だ。プロのように演奏する方法は知らないし書けるはずもない。個人の日記のようなものなので、肩の力を抜いて読んで欲しい。 あらかじめ内容をまとめると、ざっくりこんな感じ。 1. できごとタイムラインそして、今回の出来事を時系列順に紹介するとこんな感じ。スタートアップの経営者としてフルタイムの仕事を持ちつつ、二児の父として子育てをしているので、慌ただしい上半期だった。 1/3: 新年の目標を立てる 1

    • 「B/43」が1年間でPMFするまでにやったこと

      こんにちはtakejuneです。2021年5月にサービス公開記念のブログを書いてから早いもので1年と少しが経ちました。先週(2022年7月13日)にはスマートバンク社としてシリーズAで20億円の資金調達を発表し、ひとつステップアップすることができました。 昨日には代表のshotaもブログをアップしていましたが、カジュアル面談などでよく聞かれる内容がまとまっているのでこちらもぜひチェックしてみてください。 私からは、めまぐるしく駆け抜けたこの期間に、B/43(ビーヨンサン)のチ

      • デザイナー起業家、二周目のはじまり - You can (not) change the world.

        💡このエントリーは自身のブログ(takejune.com)からの転載です。気になった方はぜひ他の記事も読んでみてください いま、再始動を告知するためにキーボードを叩きはじめました。水面下で手を動かす時期が終わり、プロダクトで評価される立場に戻ることへの緊張と高揚で指がソワソワしています。長くなってしまうかもしれませんが、いってみましょう。 📚これまでのあらすじ初めましての方のために、ここ10年くらいの振り返りを少しだけ。 💡 2012-2018:「フリマアプリ」発明から

        • UIやヘルプのテキストを書くときに気をつけていること

          自分なりのライティングルールいま準備中のサービスのために、UIやヘルプのテキストを一人で書いている。一人で書いているのは、その方が全体の整合性を取りやすいからだ。 ひと通り書き終えてから、表現や表記のゆれを修正していく。その中で「ああ、自分はこんなこだわりがあるのだなあ」とはじめて気付くことが多い。 ぼくは文章の専門家ではないし、例によって「自分用のまとめ」だけれども、面白がってくれる人が多かったので、シェアしてみようと思う。 どのような印象を与えたいか? つくっている

        #100日後に国際カンファレンス登壇するアラフォー英語初心者 の話

        • 「B/43」が1年間でPMFするまでにやったこと

        • デザイナー起業家、二周目のはじまり - You can (not) change the world.

        • UIやヘルプのテキストを書くときに気をつけていること

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        • 小さな魔法の作り方
          10本

        記事

          タイムマシンに乗るならこんな風に

          昨年の3月は、リサーチのためにイギリスに滞在していました。 気付けば一年も経ってしまいそうなので、記憶を遡りながら、旅の目的や感じていたことをつらつらと書いてみようと思います。 共同創業者の @shota もこの旅についての記事を書いていましたが、既読の方はそのB面としてお楽しみください。 未読の方はこちらも併せてどうぞ 👨‍👦‍👦 私たちのチームについて私たちは元々「フリル(現ラクマ)」という日本初のフリマアプリをつくっていました。 新しいものをつくるために「

          タイムマシンに乗るならこんな風に

          誰も教えてくれない、商品名やサービス名のネーミング方法

          ここ最近はあたらしいプロダクトを作っていて、そのサービス名を考えるのに四苦八苦している。というか、新しいサービスを手掛けるたびに毎回ネーミングで多大な苦労をしている。 このままでは数年後、また四苦八苦することになるだろうから、せめて今回考えたことを未来の自分のために記しておくことにする。 今回も、基本的には自分用メモなのだけど、僕じゃない誰かの参考になればいいなとも思っている。 📈 ネーミングの効果 まず考えたのは「そもそもネーミングってなんの意味があるのだろうか? 」

          誰も教えてくれない、商品名やサービス名のネーミング方法

          仕組みをハックすること、マーケティングの型を発明すること

          以前、このエントリで次のようなことを書きました。 これはCPI(1インストールあたりの広告費)が10円未満という、過去最高のパフォーマンスを記録したバナーだ。一見なんの変哲もないこのバナーが非凡な成果をあげた理由は、また別のエントリで解説する。 すっかり忘れていたのですが、CMの記事がバズってふと思い出したので軽くまとめておきます。半分は獲得効率の話、半分は思い出話です。 😈 ハックする方法を見つける最初にネタばらしをしておくと、これは日本でFacebookのモバイルイ

          仕組みをハックすること、マーケティングの型を発明すること

          だれも教えてくれない、はじめてのテレビCMでやるべきことリスト

          📺 スタートアップとテレビCMWebサービスやアプリのテレビCMも今では珍しくないけれど、設立後数年の未上場ベンチャーが当たり前のようにそれをやるようになったのは、ソーシャルゲームが生まれ、スタートアップが資金調達しやすくなったここ数年の話です。 歴史が浅く、PDCAを回している会社が限られていることもあってか「CMの知見」はスタートアップの間であまり出回っていません。直近でCMを実施した某社も「知らなかった」というだけでずいぶんな苦労をしたようです。そのような情報格差をな

          だれも教えてくれない、はじめてのテレビCMでやるべきことリスト

          デザイン系学生からの質問に答えていきます

          このエントリは、前回の続きです。 今回の授業にあたり、ひとつ工夫をしました。Googleフォームでリアルタイムに質問を受け付けることにしたのです。その結果、100件以上の質問が学生から寄せられました。 QRコードでURLを共有 盛り上がりました🔥 このエントリでは、当日答えられなかったことも含めて、いくつかの質問と回答を紹介します。 やっておくべきことについて👩‍🎨 大学時代にやっておくべきことはありますか? 👨🏻せっかく美大に通っているのであれば、小手先の技術よ

          デザイン系学生からの質問に答えていきます

          デザイン系学生のためのインターネット業界講座

          このエントリーは?先日、母校の名古屋芸術大学でデザイン学科の1-2年生に講義をさせて頂く機会がありました。各業界のデザイナーが週替りで担当する授業の一コマです。 何を話そうか迷ったのですが、そもそも学生はインターネット業界について知らないでしょうから、まずはそこから説明することにしました。そこで学生向けに現在のインターネット業界を説明する資料を探してみたところ、思ったようなモノがなかなか見つかりませんでした。 という訳で「デザイン系の学生」を対象に「インターネット業界」の

          デザイン系学生のためのインターネット業界講座

          デザイナーとエンジェル投資の話 (いくつかの終わりと始まりについて)

          前回のエントリー「デザイナーがスタートアップをつくりEXITするということ」を書いてから、執筆依頼/メディア取材/母校での講義などいくつかのご依頼を頂きました。予想以上の反響に驚いています。それに応える前に書いておきたいことがあり、準備に今日まで掛かってしまいました。 つまりこれは近況報告、いわゆる退職エントリというやつです。 Fablicと楽天を退任していました2018年6月30日は、Fablic社最後の日でした。また僕と共同創業者(@shota / @yutadayo

          デザイナーとエンジェル投資の話 (いくつかの終わりと始まりについて)

          デザイナーがスタートアップをつくり、EXITするということ

          2012年に日本初のフリマアプリ『フリル』をつくって6年、2016年に楽天にEXITしてもうすぐ2年が経とうとしている。少し時間ができたので、その間に学んだ色々なことを書き残しておこうと思う。 まずは僕自身の経験を通して、デザイナーが「スタートアップを創業する」というキャリア選択について記したい。これは起業を勧めるものではなく、あくまで個人的な手記ではあるけれど、学生や若手デザイナーの参考になれば嬉しい。 目次1. 新しいキャリアの選択肢 2. スタートアップの魅力 3.

          デザイナーがスタートアップをつくり、EXITするということ