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柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年

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柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年

2021.10.26-2022.2.13

東京国立近代美術館

ボリュームがあるので、今回は丸一日いました。第一会場と、特設の第二会場があります。常設展にも民藝運動に関わる品がいくつも展示されているので、常設展も一緒に見るとなお理解が深まります。どちらかというと、民藝品を見に行くというよりは、民藝運動について美術史を読み解くような壮大な展覧会です。

チケット写真にもなっている山形県の《羽広(はびろ)鉄瓶》 羽前山形。使用している映像があって、実際に使われている様子を見ると、美術館で展示してあるものと、また違った見え方がしました。


柳宗悦の書斎 一部再現

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獅子飾付椅子



《白樺10周年記念集会》大正8年4月

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前列左に柳宗悦氏が座っています。


岸田劉生 《道路と土手と塀》

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画家岸田劉生、代表作に礼子像などがあります。岸田劉生は、武者小路実篤の『友情』や『幸福者』の装丁も手がけていて“白樺派”にも深く携わっています。


岸田劉生 《B.L.の肖像(バーナード・リーチの肖像画)》

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岸田劉生が描いたバーナード・リーチ。これは初めて見ました。イギリス人の陶芸家で日本をたびたび訪問し、白樺派や民芸運動にも深く関わっています。日本民藝館の設立にあたり柳宗悦に協力した経緯もあります。


バーナード・リーチ 《男の肖像》

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バーナード・リーチの描いた絵。会場内には、イカ墨で描かれた絵もありました。鳥取でとれたイカ墨を使った画材。民芸店たくみでインクも実際に売られていたとか。


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他にも、民藝を思わせる作品がいくつも展示されていました。

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