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ライアン・ガンダー

とにかく、映像作品がよかった。SNSができたことと自我というものについて、ドキュメンタリーになっていて、私たちの生活に深く繋がっている内容でした。めちゃ人多かった。

タバコの吸い殻のような彫刻
受付にある輪ゴムの彫刻
監視員さんが付けているネックレス
しゃべるネズミ
イスのミニチュアが中に
いつの間にか落とされている手紙
飛び出すお札
布をかけられた家具と思いきや彫刻
本物のハエと思いきや椅子の上で動く作り物のハエ
噛みかけのガムのような彫刻
石の自動販売機
布をかけた鏡、布も彫刻


コレクション展もこんなに新鮮になるなんて。
思い切った企画だと思いました。
白黒の作品を飾りたいとは、思いつくけど。
やっぱり、何もない枠だけの壁を作っているのが肝かも。発想がステキ。

もう終わってしまった展覧会でしたが、ここ最近で一番印象に残る展覧会でした。

ライアン・ガンダー
オペラシティアートギャラリー

現代アートは、非日常を体感する空間という印象がいまだに私の中で強いのですが、

ライアン・ガンダーの展覧会は、日常にある違和感を感じ取る力を養う(あってるかな?)といった感覚がありました。

現代社会でSNSや展覧会など、キャッチーなものが当たり前、創作と日常が混在する中で、人として見ること聞くこと感じることなど。

日常のようでいて、違う部分、違和感を体感していくような展覧会でした。

なんか難しいことを言ってますが。笑
仕掛けがいっぱいで、面白く、一度立ち止まってずっとみていても、また見たくなるような展示でした。

映像作品はめちゃめちゃ混んでた。
メタバースほんとに進めているみたいだけど大丈夫そ?リアルで結構怖かったけど、知ることこそ、大事なことよね。

キャプションがないところも素敵。
説明っぽくないのは最近の傾向かも。
冊子でより深く知ってね…てね。
空間もシンプルでとても美しかったです。

ほんと良かったー!


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