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スイス旅行に行ってきた⑥ ツェルマット編

「スイス旅行に行ってきた⑤ ツェルマット編」の続きです。

 前回のあらすじ。
 ツェルマット二日目。標高3817mのマッターホルン・グレッシャー・パラダイスへと向かった我々。しかし天候が悪く、なかなか回復しないまま終わってしまう。さらには下山後たけこが疲労から具合を悪くするというありさま。妻ちゃんの買ってきてくれたピザ、その色々なあたたかさを感じながら早めに寝たのだった。

7日目 ツェルマット ゴルナーグラート

 元気です。全快とまではいきませんでしたが、多めに寝たらそこそこ回復していました。そして窓から見える天気は晴れ。素晴らしい一日の始まりです。
 気持ちのいい朝なので、まずはツェルマットを少し散歩しました。

ツェルマットの散歩道

 この散歩コースにはヤギが放牧されているという話を聞いていたのですが、残念ながらおらず。そういうわけで引き返して駅前に戻ると。

ヤギの行進
(動画からくり抜いた画像)

 ヤギが別の放牧地へ行進していました。翌日も同じ行進をしていたので、どうやら毎朝おなじみの光景のようです。首につけられたベルが一斉に鳴りながら進んでいく姿はなかなか圧巻。そしてこのツートーンカラーがとてもおしゃれ。赤ちゃんも歩いていて、それもまたかわいらしい。
 当然我々を含む観光客たちは写真と動画をバリバリとっていました。妻ちゃんもとっても満足そう。

 思わぬ出会いにテンションを上げつつ、本日の目的地へ。
 向かう先はゴルナーグラートです。ツェルマットから登山鉄道(ゴルナーグラート鉄道)に乗って向かう、超人気展望台です。スイス旅行パンフレットでも表紙に出ていることが多かったりする場所。

車内
ツェルマットの家々が見えるところから
おやつの甘食
関西人の僕にはあまりなじみがない
走ってすぐでこの景色
どこまでも深い谷が続いています
自転車の人
この方は下りてきていましたが、登っている方も多かったです
自転車の国ですね
あの傾斜を電車は登っていきます
白い山々が見えてきましたよ

 電車に乗ること約30分。目的地、ゴルナーグラートへ到着です。

終点ゴルナーグラート駅
白い山々のところに、赤い電車が映えます

 標高は3089m。なんだかスイスに来てからあっさりと3000m級に来れるので、なんだそれくらいかと麻痺してしまいがちですが、3000m級です。空気だって薄いですし、日差しも強いので対策は必須です。

絵になる風景
傾斜のおかげで線路が切れているように見えます

 駅から少し上り坂が続き、そこを少し歩けば。

天文台とホテル

 こんなすごいところに山岳ホテル「3100 クルムホテル ゴルナーグラート」がありまして、標高3100mでお泊りすることもできます(なので3100)。すてきなレストランも併設されているので、テラス席でご飯を食べている人も多かったです。

天文台とホテル2

 天文台があるというだけあって、ここの星空はそれはもうすごいものなのだそうです。日本ではしっかり登山を頑張ったご褒美として高山の空が近く感じる星空を楽しむことができますが、ここでは電車に揺られて宿泊するだけで見ることができるというわけですね。
 お金を払えば。

この標高でも花はちゃんと生きています
ゴルナー氷河
悲しいかな、ここも氷河の後退がはっきりとわかります

 ゴルナーグラートは、ゴルナーグラートだけではありません。ここからの下山もまた楽しみ。ここからハイキングで下山することもできますが、疲労のこともあり、限定的なエリア歩きだけにしました。

歩いて下山していくみなさん
スニーカーのかたも多い
この標高でも犬と一緒の人が多い
ローテンボーデン駅

 電車で一駅だけ進み、下りたのはローテンボーデン。今回のハイキングはここから次の駅、リッフェルベルクまでです。まずはすぐそばにある、リッフェルゼーへ。

丁寧な標識で迷うことも少ない
我々は左側の、リッフェルゼー経由リッフェルベルク(所要時間約1時間コース)
すぐ行けば、雲に隠れたマッターホルンと湖が
リッフェルゼー
マッターホルンちゃんたら、てっぺん隠れちゃって
しかしきれいな湖でした

 リッフェルゼーは逆さマッターホルンが見られる場所として有名なところです。今回は残念ながら完全ではなかったですが、しかし高山の花がきれいで、すがすがしいところです。
 我々はこの前でマッターホルンポーズをとってお互いに写真を撮りあっていました。ほかのみなさんも国は違えど、マッターホルンポーズをとっていました。うーん平和。

こんなところにある湖ですが、魚たちがいっぱいいます

 リッフェルゼーから進みます。道には花がいっぱいでした。

マッターホルンと花々
きれいですねえ
振り返ればそこには大きなモンテローザ
前日とはまた違う、こちらから見ても素晴らしい山容
歩きやすい道となっております
基本的に誰でも安心なコース
大自然でのんびりしているかたも
ゴルナーグラートがもうあんなところに
見えそうで見えないマッターホルンのてっぺん

 のんびり歩いて到着しました。次の目的地、リッフェルベルクです。

雄大かつのどか~
レストランで休憩
ケーキとコーヒーをいただきました
もうここまで来るとすっかりスイスのお値段に慣れています
この素晴らしいロケーションでおいしいコーヒーを
モンベルTのたけことマッターホルン

 本当に素晴らしい景色ばかりのところで、それはこの自然だけではなく、この自然に溶け込んでいる建物込みのお話です。自然と人が作ったものがしっかりとなじんでリッフェルベルクは作られています。

山と建物
谷と建物
どの方向から撮っても絵になります
左側の建物が先ほどいたレストラン
草原を犬が楽しそうに歩いていました
それにしても本当にスイスの犬はしつけがすごいしっかりとされています
教会と妻ちゃん

 ものすごいハイジ的な景色なので、ハイジOPの最初のルンルンスキップを再現した動画とか撮っちゃいましたよ。ノリノリで曲もつけて、インスタに上げたりしてはしゃいだ二人。
 しかしこのエリア、これだけではありません。ちょっとだけ歩き、鉄道の高架下の方へ行きました。その目的はこちら。

日をよけていた羊たち

 放牧されている羊たちがいるとのことで、行ってみたらこんなにいっぱいで道をふさいでいました。
 顔の黒いかわいい羊たちなのですが、ここまで群れてるとびっくり。

首元にベルが見えますね
みんな日陰でのんびりしてました
日差しはなかなか鋭い、そんな標高

 羊たちを楽しんだらついに下山です。電車に乗り、ツェルマットまで戻ります。

線路の上を渡ってホームへと入ります
そう、こんな感じです
スイスの登山鉄道車両はしっかり更新もされていて、きれいなのばかりです
ありがとうリッフェルベルク
また来てみたいぞこのエリア

 いやしかし、このスイス旅行で、野生のマーモットと出会えなかったのは心残りなポイント。結構そこらへんにいると聞いていたのですが、めぐりあわせが良くなかったようで。次回はなんとか野生のマーモットと出会いたいですね。

ツェルマット駅前の馬車

 あっという間にツェルマットまで戻ってきました。
 ここからツェルマットでの最後の晩ごはんの時間まで、お土産買ったりしつつぶらぶらしました。
 スーパーでスイスワインをゲットしましたよ。

ツェルマットのマクドナルド
スイス独自のメニューもありましたが結局食べることはなく
海リゾートみたいな恰好
19時のマッターホルン
雲が晴れてすべてが見えるように

 晩ごはんの時間です。今晩やってきたお店はこちら。

グランピス

 ツェルマットの人気イタリアンだそうです、それがここ「グランピス」
 ツェルマットのメイン通り、バーンホフ通りに面している、目立つお店。

ちょいと路地の方へ行くと入り口が
階段を上がればそこはよい雰囲気の店内

 んまあ、ここのイタリアンがおいしいわけです。あと量も多く、ちゃんとシェアも許してくれます。ピザを1枚頼んだのですけれど、

おいしいピザ
最初から半分

 こんな感じで最初から半分にして持ってきてくれました。
 ですのでスイスお値段ではあるのですが、比較的安くておいしい料理を食べられます。いいところです。
 まだまだ魅力的なメニューがあったので、それも気になるところ。

当然のようにスイスワインを飲む
上質な乳製品を感じられるすごく美味カルボナーラ
シンプルこと最強という感じの一皿
小さく見えますが、結構なボリュームです
ツェルマット20時半

 ごちそうさまをして店を出ると、教会の前で何やら演奏などがされていました。広場には机が並べられており、そこでゆったりお酒を飲んでいる人も。
 グリンデルワルトに続き、催し物運がある我々。

教会前の広場は賑やか

 ホテルに戻る前にちょっとだけ散歩していると、何やら見慣れた看板が。

デカトロンだ!

 日本では店舗が撤退してしまった(通販はある)デカトロンがありました。実は僕、結構なデカトロンユーザーでして、大阪に住んでた頃はよく西宮ガーデンズのデカトロンに行っていたんですよ。
 今回のスイス旅行でも、行動用バックパックはデカトロンでした。行動用のパンツもデカトロン。フリースもデカトロン。そんな感じでデカトロンな僕にとって、なんだか感動するお店。
 また日本でも店舗やってくれないかなあ。

日が沈んでいきます

 本日の行動はここまで。
 明日はついにスイス最終日。朝ツェルマットを出、飛行機の時間までチューリッヒをぶらぶらします。
 次回をお楽しみに(もうちょっと早く更新頑張ります)。

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