見出し画像

バックオフィスの働き方とキャリアアップの最短距離

ROBOT PAYMENT 請求管理ロボ事業の責任者をしています藤田です。

私のキャリアは、社会人になってから営業やマーケティング系の部署が中心でしたが、ご縁があり、1年6ヶ月株式会社カオナビ というHRtechのタレントマネジメントSaaS事業を行う会社で、コーポレート本部長を行っていた時期がありました。
その際に、営業やマーケ等のプロフィットセンターと違って、管理部多くのメンバーがキャリアパスについて悩む印象がありましたので、私の考えを記載したいと思います(かなり個人の見解なのでクレームは受け付けません)

キャリアイメージがつきにくい管理部門

プロフィットセンター:キャリアの延長にCMOやCOOなどのマネジメントラインが見えやすい
R&D(エンジニア):延長線上に、CTOやVPoEなど新しいキャリアが生まれている
管理部門:それぞれの専門性が高いが、管理本部長になると突然管掌範囲・専門知識の幅が広がる

業務内容の違いからくる個人の成長

プロフィットセンター:フィールドセールスやインサイドセールスであれば、自身の行動やお客様への提案方法など、個人の裁量で工夫するポイントは多いし、メンバーも多いのでナレッジも共有しやすい。マーケにおいては、各担当の裁量・責任のもとKPIを達成するためのPDCAが回しやすく、成長ポイントが多い
R&D(エンジニア):コードの書き方、新しい技術の利用、スクラム開発によるPM能力の向上など、一定のルールのもとアイデアでチャレンジを続けることができる。また同じ業務を行うメンバーが多いため、業務のナレッジもたまりやすく、アドバイスも受けやすい
管理部門
人事系:働き方改革が進みいろいろなアイデアやツールを使って全社を巻き込んだ活動が可能
管理系:法律・ガバナンス・等ルールと密接に業務が繋がっている。
アイデアや改善の裁量権が業務の専門性が高く会社に与える影響が大きいため、各個人ではなく、経営層に確認が必要な業務が多いので、工夫やアイデアの実施を個人の判断で容易に行えない。
また同じ業務を行うメンバーが少ないので、お互いの業務をすべて理解したうえでの密な連携が難しい。

成長のために使える時間

1日は24時間です。
その中から削ることができない時間はざっくり以下です。

(私の例)
・睡眠:8時間(お肌のためにも)
・お風呂や歯磨き、朝の準備や寝る準備:3時間
・出社:2時間(在宅でだいぶ減っている?)
・お昼ご飯:1時間
合計:14時間 

残った10時間が自由に使える時間になります。これを可処分時間とします。

10時間はほぼ仕事の時間になります。
管理部においては、ルーチンワークが多くなり、10時間の中で自身の成長を伴う「仕事」より、業務をただこなす「作業」の時間が多くなります。

経理で言うと、8割がルーチンワークと言われるので、他の作業の時間を足すと、ざっくり9時間は「作業時間」です。

1日1時間しか「成長を伴う仕事」ができていないと考えます。

バックオフィスはナレッジが溜まりにくい

全社従業員の5%がバックオフィスとい言われ、99%以上が中小企業の日本において、同じ専門性をもったバックオフィスメンバーがいる確率って物凄く低いと考えます。

それにより、
知識をつける→専門書を読む
と言う構図になるのです。

ただ、学生時代の勉強って、社会人になったらほぼ通用しないと言いますよね?
なぜかと言うと、ビジネスマンにおいて、

座学:筋トレ
実践・ナレッジ:練習試合・作戦タイム

だからです。だとすると、バックオフィスメンバーに足りないのは、実践とナレッジを得る場所と言うことになります。ただ、バックオフィスはそれが社内では難しいのです。

実践を増やしナレッジを効率的に集める方法

実践を増やす方法は作業、すなわちルーチンワークを削るのが一番です。

バックオフィスはルールを守って運用する=ルールは再現性があるためシステム化しやすいため、最近は多様なサービスが提供されておりルーチンワークを削るのは比較的可能かと思います。

続いて、ナレッジですが、これは、たくさん同業種の他社の方と話をする機会を作るのが良いと思います。

他社の同職種の方があつまるコミュニティで話すことです。Facebookの中にたくさんのグループがありますのでまず入ってみましょう。

(以下コミュニティの例です)

ルーチンワークを削る+仲間から知恵を得る=チャレンジする

たったこれだけ?って思う方も多いでしょうが、バックオフィスではできない環境になっている方が多いのです。

強みを生かしたマネジメント

個人の専門性が高まってきたら、マネジメントゾーンへ向かうのですが、これは、実はあまり心配しなくて大丈夫です。人事から労働関連法を覚える・採用企画・広報へ進む。経理から経理周りの法律を覚える、予算管理からキャッシュフロー、ファイナンスへ進むなど、近いエリアへ攻めていきましょう。

例えば、専門性+他エリアの知識を、
経理:経理業務+例えば経理知識を使って、システムと連携して色々な経理ツールを入れて効率化や社内の数字の見る化を進めたり(会計に使う事業部側の業務フローを理解して、逆に事業部側に改善などを提言したり・・)、IPOに強い経理として知識を伸ばしたり、労務と労務ツールと会計ツールの連携を行い労務の知識をGETしたり・・
まずは、自身の近いエリアや業種からトライしていけばいいのです。

大事なことは
【ルーチンワークを削る+仲間から知恵を得る=チャレンジする】

皆様のご活躍を楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?