見出し画像

良いサービスを創ったら広がるは大きな間違い。創る=顧客を見つけて届けるまでがセット(スタートダッシュ編)

おはようございます、石黒武士です。
美容室どこでも通い放題MEZONを経営しています。
僕の経験軸を元に、今ビジネスで挑戦している、これからビジネスで挑戦しようとしている人に向けて、お役立ち出来そうな事をお伝え出来ればと思っています。

今日は「良いサービスを創ったら広がるは大きな間違い。創る=顧客を見つけて届けるまでがセット(スタートダッシュ編)」というテーマでお話していこうと思います。

今回の実体験の結果から書いているので、サービス(商品)を創って広めたいと思っている人にはオススメの内容となっています。

早速本題になりますが僕らの美容室どこでも通い放題サービスMEZONは2018年3月29日にリリースしました。

お陰様でサービスリリースから有名テレビ番組、ネットメディア、雑誌、新聞など合計100以上の有名メディアの皆さまに取り上げて頂いています。

スクリーンショット 2020-08-02 22.37.38

ただ僕らが最初から沢山のメディアさんに取り上げてもらえて広まっていったのかと言うと答えはNoです。

これは起業しようとしている人や新しい事をやろうとしている人に、良くあるあるな話で良いサービスや商品を創ったら勝手に広まると思っている方々が多いのですが、それは大きな間違えです。

今では皆さんのインフラサービスになっている超巨大企業のGAFA(ガーファ:Google, Apple, Facebook, Amazon)でさえ、最初からサービス開始時から勝手に広まっていた訳ではありませんし、今皆さんが使っているサービスや商品でさえリリース時から良いモノだから勝手に広まっていったという事はないはずです。

逆にとても良いサービス(商品)なのにマーケティングが下手で広まらなくて無くなったサービス(商品)も沢山見てきました。

モノがなかった昔と比べて今はモノが有り触れている時代の中で、情報が簡易に取れなかった紙中心の時代から誰でも簡単に情報を取得出来るスマホの時代に変わった事で誰もが取得する情報量が何百倍と増え、サービス提供者は良いサービス(商品)を創ったとしても顧客に届けるまでをしっかりデザインしなければいけない時代になりました。

提供者は創る=届けるまでがセットで、どれだけ素晴らしい製品を作ろうが、どれだけ見事なサービスを作ろうが、お客さんに見つからなければ意味が無い訳です。

提供者は創ったサービス(商品)をお客さんに届けるために『広告』というものを選択しがちですが僕にビジネスの相談頂く方々にもですが「広告」をリリース初期から行う事はオススメしていません。

理由は3点あります。
-------------------------
①ザルで水を汲むような行為
創ったサービスがプロダクトマーケットフィット(顧客の課題を満足させるサービスを提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態)していないと広告を打ってもザルで水を汲むような状態なので効果が悪く、コストを無駄にしてしまう

②コストが掛かる
広告のコストは頭を使って解決して他に必要モノ(採用費など)に投資したい

③広告依存体質になる
広告に頼りきってしまう事で広告をしなければいけない広告依存体質のサービス(商品)になってしまう
-------------------------

これらが理由です。
なので僕らMEZONもサービスリリースから広告はほとんど行なった事がありません。

そして沢山の方々から有名テレビ番組、ネットメディア、雑誌に取り上げてもらっている事で「どんな風にPR活動しているの?」「自分たちからメディアに広報活動しているの?」などと言われますがPR活動も他と大きく変わった事はしていません。

ただ1つだけ力を入れていた事があるとすれば、メディアの皆さんが取り上げたくなる、ユーザーさんが喜んでくれる仕掛け、ユーザーを増やす仕掛けは徹底的に行なっています

今日のテーマは「良いサービスを創ったら広がるは大きな間違い。創る=顧客を見つけて届けるまでがセット(スタートダッシュ編)」なので、僕らの経験軸を元に顧客を見つけて届けるまでの事を実体験と結果ベースからお伝えさせていただこうと思います。

ここから先は

2,089字
更新目安は月4回(1記事約250円)以上を予定していますがリクエスト数に応じて更新頻度が増える可能性があります。

・美容室どこでも通い放題MEZONで起業  2019年日本サブスクリプション大賞を準グランプリ受賞 ・過去サイバーエージェントグループで新…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?