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最後に食べたかった味を、初めて体験した話

こちらの企画に参加です!
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やっと食べることができた!

「どぜう」と書いて「どじょう」。

暑さに負けず、夏を元気に過ごすための、江戸っ子たちの滋養強壮剤!


その名店、浅草は駒形どぜうで、
どじょう鍋を初体験しました!

ちなみに、どぜう鍋の存在を知ったのは子供の頃。
たしか、こち亀の中に出てきていたことがきっかけだと思います。


どじょうって食べられるの??
なんて思いもあったのですが、子供ながらに、こち亀を通じて江戸の粋に憧れのようなものを抱いた記憶がありました。


大人になったある日のこと

とは言え、浅草に足を運ぶ機会もなく、どぜう鍋のことは記憶の片隅に置かれたまま、大人になっていきます。

そして、どぜうの記憶の扉は、意外な場面でノックされました。

作家になる!と一念発起して会社を辞め、老人ホームでアルバイトしていた頃、当時98歳になる入居者のおばあちゃんが、こんなことを言ったのです。


「死ぬ前に、もう一回浅草でどじょうを食べたかったなあ」

この言葉を聞いて、夏の暑い日、どぜう鍋をつつきながら、冷酒をクイっとあおる。

江戸の粋っていうんですかね?

こち亀を通して憧れた想いが蘇りました。



浅草を満喫!

老舗ですから、もちろん行列でした。

整理券をもらって、1時間弱の待ち時間は、浅草のこれまた老舗、神谷バーで電気ブランを食前酒の代わりにいただきました!


そして、最後に食べたかった味


「死ぬ前に、もう一回浅草でどじょうを食べたかったなあ」


こう、僕にはなしてくれたおばあちゃんが食べたがっていた味。
誰ときて、どんな話をしてたのでしょうか?


きっと、この店に来る時は、何か良いことがあった時に、来ることが多かったのかなぁーと想像しながら楽しみました。


最後に食べたかった味を、初めて体験したというお話でした。



#元気をもらったあの食事

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