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満を持して数年住む予定でニュージーランドに来るも、3ヶ月で帰国することになりました。

皆さんこんにちは、Takeです。

今年の3月下旬に、ニュージーランドに行きます、1年はワーホリ、2, 3年目は現地大学院に進学、そのまま現地DMO (観光マーケティング/マネジメント組織)で働けたらなと報告させていただきました。

しかし、ニュージーランドでの生活を3ヶ月で切り上げ、日本に帰国することに決めました。

渡航前には友人が送迎会なども行ってくれた中で、恥ずかしく申し訳なく思いますが、この僕が思い描いていたプランは何を隠そうにも、清々しいほどの大失敗でした。(差し当たり、現時点では)

今回のnoteでは、この帰国に至った3つ理由と共にその経緯について書き記していきます。

理由その1:生活してみて分かった、移住候補としての「ニュージーランド」へのギャップ

以前のnoteにも言及しましたが、世界で一番快適に、幸せに暮らせる場所探し」がここ数年の一つのテーマの中で、日本+αでもう一つ海外での拠点を見つけたい。このニュージーランド渡航は他の幾つかの目的と同時に、この居場所探しが一つの目的でした。

結論、3ヶ月住んでみて、このニュージーランドという国は僕にとって"合う"土地では無かったようです。僕にとっての必要要素としては自然へのアクセス、交通・生活インフラ、物価など他にもいくつかの項目が重要ですが、僕が感じたニュージーランドに住むデメリットは以下になります。

・交通&生活インフラの脆さ
・家不足かつ労働者不足の社会課題
・時差が日本と比べ3, 4時間早い (仕事、趣味の時間に支障をきたす)
・物やサービスのクォリティの低さ (日本と比較して)
・食事のダイバーシティ
・野菜の物価が高い (例. キャベツ半玉300円など)

もちろん、一方で「この国良いなあ!」と感じたことは幾つもあります。自然へのアクセスはもちろん、大らかでフレンドリーな国民性などはこの国が持つ素晴らしい要素だと思いました。

ただ、この先の数年・数十年かけて住みたいかと思うと、そうでは無かったというのが僕が率直に感じたことです。ただ、この経験のおかげで自分が絶対条件とする住む場所の要素が改めて明確になったように、この先の居場所探しにおいてプラスになる経験だと思います。

まだ未踏のない国、都市が無数にあるので見つけるのは難しそう..!僕の場所探しの旅は、この先まだまだ続きそうです。

理由その2:現地大学院への編入断念

ニュージーランドが先進的な観光立国であり、丁度僕が学びを深めたい観光の領域にも強いことから、この地で専門分野の知識をブラッシュアップしたいと、オークランド工科大学大学院への編入を計画していました。

海外の大学院で私費留学するとなると授業料のほかに、プラス生活費を賄うとなると多くの費用が必要です。ここ数年で留学資金をある程度貯めていたのですが、それだけでは全体費用を賄うことは出来なかったので、まず1年目はワーキングホリデーを使用し現地の観光セクターで働きながら学費を貯め、奨学金を併用する (受かる前提)という崖っぷちギリギリプランでした。

しかし、利用予定の奨学金と進学先コースが廃止になったり、ここで住んで働きたい!と思った地域では家不足が深刻で、住む場所を見つけることが出来なかったという問題が降りかかりました。

そういった中で、1年後に現地大学院に編入し勉強に100%集中してやっていく見込みが無かったので、ワーキングホリデー後の大学院進学を断念する形になりました。

一言で言うと、不運かつ、完全に自分のリサーチ不足です。

特に自分は留学コーチングを通して、留学にかかる費用感などをアドバイスする立場にいながら、この状況を招いたのは自分自身の詰めの甘さというか、未熟さを知りました…。

ただし、海外の大学院で観光を学びたい欲は変わらないので、また数年以内にしっかりと調整 (特に費用!)してチャレンジしようと思います。

理由その3:内面的成長への意欲

ニュージーランドに渡航してから、様々な人々との出逢い・出来事がありました。

その中には、自分が今まで築いてきた価値観の琴線に触れるようなものも。前述の2項目の問題も同時期に降り掛かったところで、これからどうしようか?と様々な葛藤や悩みを感じました。

改めて「自分」という存在を客観的に見つめ直すと、ここ数年はとにかく「知識」「人脈」「スキル」など内側にある表面的成長に囚われすぎていた自分が常に居たと思います。そして他人と比較したり、うまくいかない物事に対して一喜一憂することも。

その中で自分が今しなければいけない事として思い浮かんだのが、内側意識にある自我 (エゴ)が生み出す「ネガティブな想念」を消し去る、もしくはコントロールすることです。分かりやすく言えば、精神・メンタル面の成長。

これからの人生、一番旬な時期である30-60歳を迎えるにあたり、結婚や子育て、自己実現のために奔走する時間を生きる可能性が大いにある中で、自分自身の内面的成長が必要だと感じました。

具体的には、日本に帰国したら一定期間お寺で禅の修行をしようと思います。「観光」でも「留学」でもない、何か全然違う方向に進みそうで恐怖すら感じますが、その先にどういった変化がある (もしくは何も無いのか)未知数ですが時間をかけてゆっくりと自分の内側に向き合ってきます。

まとめ

たった3ヶ月で終わりを告げることとなったニュージーランド生活ですが、全く後悔はしていません。5年ぶりの訪問でしたが、相変わらず自然は壮大で、出逢った人々は良い方ばかり。

キウイフルーツの収穫バイトや辺境でのファームステイなど、日本では出来ないような貴重な体験をすることができ、さらにニュージーランドという国が大好きになりました。

Ka tupu nga mea katoa mo tetahi take
(Everything happens for a reason)


現地で出逢ったマオリ族の方に教えてもらった格言です。この失敗も一つの経験・知見として、一度きりしかない、自分本位の人生を生きたいなと思います。

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