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判断基準で大切にしてほしいこと

僕は、何か行動をするorしないを判断する際に大事にしている基準がある。

それは、

「その行動は自分or会社の蓄積になるか、ならないか」

である。

なぜ基準が蓄積なのか

一般的な行動判断基準としては、

■「失敗するか、しないか。」
■「意味があるか、ないか。」
■「メリットがあるか、ないか。」

が多いと思う。

でも、ぼくはこれを意識しない。正確には、意識しないようにしている。

なぜか。それは、

「失敗するか、しないか」、「意味があるか、無いか」、「メリットがあるか、ないか」は考えても分からないからだ

加えて、

考え抜いたとしても考えた通りにほとんどならないからだ

時間をかけて考えるくらいなら、さっさと行動して結論を出してしまった方が早いし、その行動を通してネガティブな結果になったとしても、それが経験という蓄積に繋がるのであれば、すべて意味があると考えている。

誰かに相談することもしない

また、僕は迷った際も基本的には人に相談しない。

なぜなら、

人の経験や価値観は自分には当てはまらないからだ。

よく、先輩の話で、

「僕はこうして成功したからやったほうがいいよ」

といったたぐいの話があるが、結局のところ、その人だからできた話であって、状況も違えば、環境も違う自分に当てはまることはほぼ無い。

これはスポーツでいう、誰かのフォームをまねたとて、その人と同じ結果を出すことはできないのと同じ。

逆もしかりで、その人だからできなかっただけであって、自分がやったらできるパターンも多いにある。

そこには必ず個体差がある。

結局は、自分で模索して、自分自身で正解を導くしかない。

本は参考にしても、あてにしないほうがいい

僕自身、わりと本は読む方だが(月に20~25冊ほど)、成功者の自叙伝的なものはほとんど読まない。正確には、社会人3年目くらいまでは読んでいたが、それ以降読むのを止めた。

これは、上記で述べた相談しないことと同じなのだが、誰かの成功体験は自分にほとんど当てはまらないと気づいたからだ。

その人のバックボーンや価値観、キャラクターがあって成しえた偉業であって、それをまねしたところで自分も偉業を成し遂げられるわけではない。

よって、もしそういうたぐいの本を読む場合には、参考程度にとどめておいた方がいいと思う。

経験しないと人は成長しない

みんな誰だって自分がかわいいし、できる限り嫌な思いや経験はしたくない。もちろん恥だってかきたくない。でも、悲しいかな、経験しないと成長しない生き物だ。

AIがデータ蓄積をして精度を上げていく行為は、正に人間の成長そのもの。成功と失敗、両方を含めた経験というデーターがあればあるほど、物事を見極める精度が上がってくる。

また、「知っている」と「できる」を混同している人もいるが、この差は天と地ほど離れている。本を読んで、できた気になって実行しない人もこの類である。「できる」は体験の蓄積からしか生まれない。

日々の蓄積は小さくていい

ここまで、蓄積の大切さを述べてきたが、ありがちなのが、いきなり大きい蓄積をしようとする人。蓄積は1回の大きさよりも継続性にこそ価値がある。

なぜなら、人生は長距離走。いきなり大きい蓄積をして猛ダッシュをしても、バテて足を止めてしまっては意味がない。急なダイエットでリバウンドするのと同じ。

目標があるがなかなか1歩目を踏み出せない人も多いと思う。そんな人は、頭でっかちになって判断するのではなく、とにかく小さなことで良いので、先ずはやってみるという気持ちを大切にしてほしいと思う。


noteは僕にとっての日々の小さな蓄積の1つ。

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